2話 ツナグとカナデ
・・・大嫌いなんだよ
・・・自分の名前が
カナデ「・・・
私は大好きだよ!!
カナデ「・・・」
カナデ「・・・私は!
ツナグが大好き!!
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・それって
(僕の事?
それとも
名前の事?)」
カナデ「それにね
私も自分の
カナデって名前が
大好きなんだ」
カナデ「カナデって名前だから
奏でる事を選んだ」
カナデ「そして
奏でる事ができたら
何ができると思う?」
ツナグ「なに?」
カナデ「奏でる事ができるとね
君の歌声に
メロディーを
重ねる事ができるの
カナデ「それって
とても
ステキでしょ?」
ツナグ「・・・」
カナデ「奏でるから繋いでよ?
君の歌声と
私のメロディーを
繋いで?」
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・」
ツナグ「・・・
僕にできるかな?」
カナデ「・・・
君なら繋げる
だって
君の名前は
ツナグだもん
ツナグ「・・・カナデ」
カナデ「・・・
さあ
朝のセッションの
時間だよ
はじめよう?
繋ぐと奏でを
ヴァイオリンを取り出して
構えたカナデ
ツナグ「・・・この音」
カナデ「・・・」
楽し気で明るくて
はしゃいでるような
無邪気な子供たちが
遊んでるような
そんな奏でだね
カナデ「今日は
こんな感じで
奏でたいな」
ツナグ「・・・即興で創った曲に
歌詞を合わせろって
どれだけ
ムチャ言ってるか
わかってる?」
カナデ「・・・
君なら
繋げるでしょ?
ツナグ「・・・」
カナデ「はじめるよ?」
ツナグ「・・・わかったよ
繋いでやるよ!!
今日だって貴女と
出逢って過ごして
別れて
また出逢って
明日も今日と
同じ事ばかり
繰り返すんだろうな
あれ
これって
僕は
いつも貴女と居るね?
この気持ち
何て言うんだろう?
・・・わかってるよ
・・・言葉でわね
二人
だんだん見つめた空に
きらめく想いが1つ
貴女のメロディーに歌声
繋いで奏でるの
「傍に居るよ?」と伝えて?
「ここに居るよ?」と感じさせて?
貴女と
繋がっていたいんだ
今朝の
青空に願うのは
貴女と見つけた心
貴女の感情に想いを
繋いでザワつくの
貴女の奏でを聴いて
僕の歌声を繋いで
いつまでも
重ねていたいんだ
想い始めてから
貴女の事ばかり考えていて
変に意識してるね
こんなこと
なかったはずなのに
もう
ぐちゃぐちゃにしないで?
僕の この心
こう想ってるの
僕だけ?
なんか腹が立ってきた
いつも
顔を合わせてるのに
新鮮に想うのは何故?
いつも
言葉交わしてるのに
心が
ザワつくのは何故?
わかってるよ?
言葉でわね
・・・ちがう
・・・言葉だけじゃない
・・・身体に
・・・感じちゃってる
二人
重ねた唇
ついに
ここまでしちゃった
僕の心が
はやく鼓動打って
止まらないの
「傍に居る」と気づいちゃった
「ここに居る」と感じちゃった
・・・貴女の
・・・せいだからね?
歌い終えて
弾き終えて
感動に浸る
ツナグとカナデ
カナデ「ここで うまく
ツナグとカナデ
二人の名前を使うなんて
やるじゃないツナグ?」
とても
即興で創った
歌詞とは思えない」
ツナグ「ちがうよ?
即興で創ったから
二人の名前を
使うしかなかったんだよ?」
カナデ「フフ
そういうことか♪」
ナイス
ヴォーカル
アンド
ヴァイオリン
ツナグ「え?」
”良いセッションだったよ”
カナデ「ヤダ
聴いてた人が居たなんて」
”朝から
良い物を聴いちゃった
ねえ?あなたたちって
いつも ここで
セッションしてるの?




