14話 君は歌と歌詞だけではない
・・・あれ?
ライヴステージ
ヴェル「・・・俺たち
なんかやっちまったか?」
ツナグ「・・・
静まり返って」
ネア「・・・そりゃあね
魅入ってるのよ?
ネア「あの
オーディエンスの顔が
呆れてるように見える?」
ツナグ「・・・」
ネア「何かを
期待して期待して
次を
待ってるような
そんな顔に
私は見えるんだけど?」
ツナグ「・・・」
ネア「さあ?
こんな
期待で
膨らんでる
オーディエンスに
どうやって
止めを
刺してやろうか?
ツナグ「・・・言い方」
ネア「私だったら
感動に突き堕とす
ツナグ「・・・」
ネア「歌詞説明は?」
ツナグ「きっと
わかるから
ツナグ「・・・
どうして また
こうなったの?
僕は また
同じ過ちを
繰り返す
何度目なの?
あの時の悲劇を
また繰り返した
もう
みんなは居ない
また
独りぼっち
ずっと
ずっと
僕は
同じ過ちを
繰り返すの?
こんなの
悲しいだけなのに
もう
やめてよ僕?
生きて
理解して
わかったはずなのに
僕はバカだ
・・・また・・同じ
こんな僕を
誰が好きになるの?
みんな
離れて
行ってしまった
もう
僕は
繰り返したくない
叶うのなら
・・・また・・みんなと
・・・オトヲ
カサ・・ネテ・・・
カ・・ナデタイ・・・
・・・ソノ・・トキハ
・・・ヒトリ?
「じゃないよ!?」
どうして?
どうして!?
こんな僕を
また
みんなは!
繋いでくれるの!?
僕の心が満たされていく
ツナグ「・・・
みんなの
音が救ってくれる
オーディエンス「・・・・・・・
・・・・・・・」
ネア「(この
心に
そっと寄り添ってくる
温かく
つつんでくれる
こんな
優しい音を創ったの
ぜったい
カナデだよね?
そして
その曲に
応えるように
相応しい歌詞
きっと
ツナグとカナデだから
出てくるんだよね?
最後の
みんなの
音が救ってくれる
なんて
純粋で
溢れた
歌詞なのよ
最後の
その歌詞の言葉の時の
何かに届きたくて
そっと
手を伸ばして
望んだ物に
触れられたような
「届いたんだよ?」
そんな
喜びに満ちた
表情で笑みを浮かべ
涙を流して
微笑むなんて
ネア「(少年?
君は
歌と
歌詞だけではないわね
ネア「・・・」
少年の
ツナグの
肩に触れる
観客席を指さし
ネア「泣いてる人も居るよ?」
ツナグ「・・・」
ネア「本当 君は
表現者だわ




