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欠けている  作者: ausunoto
13/51

13話 願い



         楽器たちが音を奏でる


         静かに始まるイントロ


         それでは


         物足りなくなったのか


         徐々に少しずつ


         騒ぎは拡大する






ネア「(ヴォーカルも

    この大騒ぎに

    参加したいよね~?






            しょ~ね~ん?






ツナグ「・・・






          あぁ

          私がそうさせた

          君を狂わせてしまった


          支えきれないで


          もうイヤだって 

          悲しませたくないって


          そう

          願っていたのに






             君を傷つけた!!





          どうすれば良かったの?

          何が正解だったの?


          バラバラにならない方法


          みんな

          戻って来てよ?

          この人を笑顔にして?


          ・・・笑って

          ・・・くれるのなら





ネア「(良いじゃない

    1曲目のロックと違って

    ロックを取り入れつつも

    何か悲しみを感じる

    壊れた相手への想いが

    伝わってくる)」


サトル「(そして

     この自由さは何だ?

     若いっていいわぁ~)」


バラド「(まあ たしかに

     初心に帰れるな





          こんな若い息吹を


          目の当たりにしたらなあ!!





ラマ「(いいねぇ~

    彩甲斐があるじゃん)」





ツナグ「・・・






           もう

           こうやって


           もう

           そうやって


           もう

           手段を選ばないよ?

           私は


           君が

           ・・・笑って





               くれるなら!!






           私を

           あげたい!


           すべてをあげたい!!


           ・・・もう

           ・・・傷つく君を


           二度と見たくないの!

           君には笑ってて欲しいの!!


           ・・・私が

           ・・・みんなを繋ぐ






間奏






            静かだよ?


            静かだったんだよ?



            でも


            音たちが


            耐えきれなくなってさ



            大騒ぎを


            越えちゃったんだ



            どうしても


            耐えきれなくなったのが


            エレキギター


 

            みんなの


            主役を奪うつもりか?と


            思われるほど


            エレキギターが

 

            おおはしゃぎを

 

            はじめたから



            その音に

 

            負けてたまるかと


            ベースもキーボードも


            ドラムも


            さらにギアをあげた



            こんな


            すべての音が


            主張してるのに







ネア「(・・・私たちプロが

    合わせてあげる

    はずだったのに)」


ラマ「(・・・音が・・乱れねえ)」


バラド「(まるで

     ”我慢してるんじゃないよ?”と

     そう煽ってるのか?)」


サトル「(”自由に鳴らせ?

     繋いでやるからさ!”と)」


ヴェル「(だから

     やりたくなったんだよ!

     お前らとさあ!!)」


ツナグ「(・・・やっぱり






           すべてを


           繋いでくれる!!





ツナグ「・・・






          「もういいだろ?

           充分だろ?」




          仕方ないな

          俺たちは

          充分 騒いだし


          君も歌いなよ?




          音たちが

          「君の出番だよ?」と


          ヴォーカルの歌声を

          引き立てるように


          静かに

          引き込むように

          音を奏でている


          その静かな

          音たちの中で


          優しく

          歌いだす

          ヴォーカル







ツナグ「・・・




         ありがとう

         選んでくれて


         私たちを繋いで?


         君が居るのなら





            音たちが

            大爆発した!!




         もう

         迷わないから!!


         私の

         こんな曲に!!


         表情をくれた

         君の歌詞で


         「これが幸せだと」

         私を受け入れてくれた


         ・・・だから

         ・・・もう

         ・・・失わない


         ここに居るよ?

         君も私も?





ツナグ「・・・」



カナデ「(・・・ツナグ?

     もしかして





             私に そう


             想って欲しいの?







ネア「(で

    オーディエンスの

    反応はと言うと)」




オーディエンス「・・・・・」






          ・・・静まり返ってる








ツナグ「・・・








             ・・・あれ?











         



           


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