10話 スタートライン
さあ!はじめるぞ!
私たちの時間だ!!
ステージ
ツナグ「・・・
みんなが
楽器を構える
歌うのか?
奏でるのか?
50人も
オーディエンスが居る前で
今から音を鳴らすのか?
ツナグ「・・・
失敗しても
世界が
終わるわけでもないし
ツナグ「(・・・そうだ
失敗しても
世界が
終わるわけではない)」
は~い
みんな~
たのしんでる~?
ツナグ「・・・え?」
ネア「(いきなり
唄わないでね?
まずは
かる~いトークから
状況説明
オーディエンスは
少年たち3人を
初めて見るんだよ?)」
ツナグ「(・・・あ)」
ネア「今日は私が最近
仲良くなった
少年たちを呼んじゃった
ヴォーカル ツナグ
ヴァイオリン カナデ
ギターのヴェルの
3人で~す
”ネアさんと仲良くなれるなんて”
”めっちゃ
うらやましいじゃねえかよ!!”
ネア「今日はジャストの
新曲を楽しみに
してくれてたんだよね?
でもね~
ネタ切れなの~!
”・・・は?”
ネア「だから
少年たちの曲を
唄っちゃおうかな~って」
ツナグ「(そういうノリで
いいのか!!??)」
ネア「だから~
期待するんじゃねえぞ~!?」
”さっすがネアさん
人の曲で勝負するのか!”
”創った本人たちよりも
うまく歌っちゃえ!!”
ツナグ「(・・・どういうこと?
・・・ふつう怒られない?)」
バラド「(ネアだと
なんでも許されると言うか)」
サトル「(憎めないし
なぜか魅かれる
トークもうまいし
人の心をつかむのに
天性のカリスマを持ってる)」
ラマ「(そのおかげで
レア・シーンの
売れてる理由が
音楽性の良さだけじゃ
なくなってるのが
不満なんだけどね~)」
ツナグ「(たしかにネアさんって
”何しても
ゆるせてしまうような”
そんな
何かを感じる)」
ネア「まあ
この7人で
1度しか音合わせしていない
完成度を聴きやがれ~~!?」
”・・・え”
”まあ いっか
ネアさんだし”
ネア「そうだろー!?
クッソ安いチケットで
聴きに来たんだから
相応しい歌を
聴かせてやるよーー!!」
ツナグ「(そんなこと
言っていいのか!?)」
バラド「(それでも
魅力的に捉われるのが
ネア・シーンスの
わけの
わからねえところなんだよ)」
”聴かせてもらおうじゃねえか!
少年たちからパクった曲を!!”
ネア「パクたって
言うんじゃねえぞ!
てめえらああ!?
図星なんだよおお!?」
爆笑するオーディエンス
ツナグ「(・・・これでいいの?)」
ネア「(少年も
バンドのヴォーカルやるなら
これくらいのトーク
できなきゃダメだぞ?)」
ツナグ「(・・・ネアさんにしか
できないですよ)」
ネア「じゃあ少年
どんな曲を歌うかでも
説明してみる?」
ツナグ「・・・え?」
ネア「どんな想いを
歌詞にしたの?
少年の創った歌詞でしょ?
ツナグ「・・・」
50人の
オーディエンスが
ツナグに注目する
ツナグ「・・・」
ツナグ「・・・・・・」
ツナグ「・・・・・・・この歌詞は
物語です
ネア「(それだけ?
まあいっか)」
ツナグ「聴いてください
1曲目の歌のタイトルは
この価値ある素顔を
仮面で隠す必要ない
ネア「魅せてもらうわよ?
普通には出せない
斬新を




