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【プロットタイプ】拐かされそう

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

二人のすれ違いからシリアスなギャグになりました。

瑠衣って、こういうところある。

禁欲的な様でいて快楽的。それ故に鏡花が興味を持つ人間の好みは極めて疎らである。

ゲラなギャルも、無邪気な後輩も、憎めない同期も、影のある委員長も、素っ気ない幼馴染も、本人のお眼鏡に適えば興味を持つし、嬉々として推す。

――火遊びは好きだよ。だってモテた事とか無かったもん。チヤホヤされたらコロッとイッちゃう。でもまぁ、私も一応、理性のある人間だからね。そこは弁えているよ。

そう言いながら、俺に絡んで来た。鬱陶しいのでほっといた。


二人で遠出した時の事、電車の乗り換えの前にトイレに行っておこうと思った。そうして僅かばかりの間に用を済ませた後、また戻ると知らない誰かと話をしていた。

齢五十代。鏡花が口をパクつかせながら、指や腕でジェスチャーを行っているところから、どうやら道案内をしている様だった。相手も理解を示したのか、その場を去る。

「あら、おかえり」

「あぁ」

鏡花は先程の道案内の件を俺に話さなかった。ただ沈黙を守り続けた。

そこでふと思った事がある。もし仮に、今の相手がナンパだったら、容易く靡いて居ただろうかと。拐かされて、そのまま消えてしまったのでは無いかと。

別に鏡花は馬鹿ではないが、子供っぽく、人が良過ぎて、理性があるうちは攻撃性を持つことに躊躇いがあるから。運良く女帝が顔を出したら事な気を得るのだが。

そう考えると、少し確認して置きたくなった。

「鏡花、さっきの相手がナンパなら、そのまま着いて言っていたか?」

「は? え? 君が居るのに、着いてかないけど」

ふむ。それは俺が居なければ着いて行ったかも知れないという事か。今度、何かあった時のた為に、防犯ブザーでも贈ってやろう。

「確かに火遊びは好きだし、妄想する事もあるけど、それは来世の願望であって、今の願望じゃないから。こんな優良物件、瑠衣たんを手放しはしないよ?」

それは知っている。気が多い事も、自制をする事も、来世は傾国クラスの淫乱になる事も。そして、良きビジネスパートナー兼欲の発散相手として傍に置いてる事も。

「気を付けろよ」

お前誘拐されそうだから。

「え、あ、え? 何か雰囲気違くない?」


その後、防犯ブザーを買い与えたら、何とも神妙な顔をしていた。

「使い方分かるか? 棒を引っ張るんだ」

「いやあのうん。知ってる。私、何時から麗衣ちゃまになったの?」

「麗衣はお前より、しっかりしてるぞ。ただ依存癖があるだけだ」

面倒を見る事で自分の居場所を確保する為、しっかりはしてるぞ。

「うん? ……うん」

鏡花の歪さとまともさを書こうと思ったら、シリアスなギャグになりました。

瑠衣が天然ボケをかましたのが原因です。


鏡花のストライクゾーンはかなり広め。

元々全人類自分のこと嫌いって思ってるから演技している訳で、モテた事もないって事から、そういった状況に弱い。

本人の言う通り、コロッと行ってしまいそう。

でも、理性的でもあるので、今世で浮気はしないと決めてます。

それぐらい瑠衣は鏡花にとっての優良物件。


瑠衣もそれは知ってるんですよ。

気が多い事も、ちょっとお人好し入ってるところも、其れが危ういという事も。

ただ方向性が違った。

其れに付け込まれて、犯罪に巻き込まれたら、大変だろうな、という方にぶっ飛んだ。

だから、『相手が犯罪者だった時の為の保険として防犯ブザーを渡そう』という考えに至りました。


でも鏡花的には

『浮気すると思われてるのかも知れない。それは今世ではしないから大丈夫!! 君一筋だよぉ〜!!』

って口説いてるのに、防犯ブザー来たから『Σ(ㅇㅁㅇ;;)エッ』って空気感。

凄まじいズレが入ってる。


元々瑠衣って面倒見は良いんです。

麗衣が世話焼くのが好きだから好きにさせてるだけで、本当にやばくなったら本人と面倒見ます。

これが出たとがこの話。

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