パワースポット
鳥取県に境港市という所があります
有名な妖怪物作家さんの出身地であるので、その方の記念館や、その方の名前を冠した〇〇ロードという通りがあり、その道にはとても有名な妖怪達のモニュメントが並んでいます
そして山陰地方ですので冬となればカニですね
市名からもお分かりのように山陰地方屈指の漁港でもあります
この境港市は島根県との県境になっています
境港市からすぐ西隣の島根県の中海に浮かぶ江島にかかる江島大橋という有名な名所があります
何が有名なのか?
別名ベタ踏み橋と言われるこの橋は江島側から見ると恐ろしい急勾配の坂となっています
つまり車で走る時はアクセルをベタ踏みしないと登らないと揶揄される橋です
この雪がよく降る地域でよく存在しているなぁと驚きました
鳥取県側から言えば境港市は日本海(美保湾)と島根県の中海、さらに続く宍道湖への海を遮るように突き出た小さな半島の先端に位置します
ただ、島根県側ではその小さな半島に覆いかぶさるように日本海に島根半島が突き出ています
この境港市と島根半島の境目が海峡のようになっていて境水道と呼ばれています
島根半島側から境港を見たことがありますが、川といっても良いほどの幅です
そしてここは島根県なのにすぐ目の前が鳥取県なんだという奇妙な感覚を覚える不思議な場所でした
さて、話は変わって福岡県の小倉で新幹線を降り、乗り換えて門司港駅に行きました
この門司港界隈は明治・大正期に海外交易の要衝として栄えた九州の玄関口だったようで、とてもレトロでおしゃれな洋館が数多く残っています
門司港の駅舎もその当時の雰囲気が残っていて、写真撮影ポイントになっています
そして今や定番となったメニューの焼きカレーもこの門司港のとある喫茶店が発祥と言われています
この門司港も名前のとおりすぐ北西側は海に面した港です
この海も広い川ぐらいの幅を隔てたすぐ向かい側に山口県下関市が見えます
ここは関門海峡と呼ばれる日本海と瀬戸内海を結ぶ船舶の通行の有名な難所のひとつです
下関側には伝説の宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したと伝えられる巌流島もあります
源平合戦で壇ノ浦に沈んだ安徳帝と平家一門を祀った赤間神宮もあります。
この赤間神宮には平家一門の墓碑が並んでおり、ここが耳なし芳一の物語の現場です
私はこの墓碑の前に立った時にとても異様な雰囲気を感じ恐ろしくなった場所です
また、唐古市場やフィッシャーマンズワーフがあり、やはり下関といえば有名なふぐを手頃な価格で食べることができます
観光案内するのが目的ではないのです
私にとってこの2つの場所は奇妙に被って感じるのです
関門海峡を見た数年後に、境港市の境水道を見たのですが、なんか風景に同じ感覚を持つのです
門司港の時は天気もよく明るかった、しかし境港市の時は天気が悪くどんよりしていた
それでもすぐ海(川幅ぐらい)を挟んで目の前が違う県であるというのが妙に新鮮だったのです
地続きの県境はもちろんのこと、川や海を隔てた県境なんて当たり前に普通にあります
でも、間が海でそれもこんなすぐ目の前に県境がある、それは初めて沖縄に行って現地の墓を見た時と同じぐらい新鮮な驚きを私に与えたのです
多分なんてことは無いんだと思うのですがね・・・摩訶不思議なパワーをもらいました