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「そんなに国民の為を思うなら貴方が国を率いたらいいじゃない。シオンを傀儡にする必要なんて無いわ。

貴方がシオンを諦めて尚且つ死ぬ気で国を再興するつもりがあるなら、お願いしなさい。

あの集団が力を貸してくれるわ。代価は頂くけど」


アマリリスが言った瞬間周りを冒険者と魔導士集団が取り囲んでいた。


「ほ、本当に力を貸してくれるのか?貸してくれるなら、頼む!いや、お願いします!!ただ、すぐには払えるものが何もない……」


エリムは頭を地面に付けて、力を貸してくれと懇願した。


「後払いでも構わねぇよ。俺達が取り溢す事は無いからな。わははっ!」


冒険者ギルドマスターが笑いながら言った。


「国内の安定まで支援しますよ。ハルシオン王国にはオリハルコンが取れる鉱山とフェンリル草が咲く森があります。それだけでも十分に財政が潤う筈です。私達が必要な分は優遇して頂きます。それから監察官は常駐させて頂きますよ。民の為と貴方は言ったのです。私利私欲に走れば滅させて頂きますから」


魔導士長のラファロは優しい笑顔で言い放った。実は腹黒さんだけど。




♢♢♢♢♢♢





ボダイジュ公国の冒険者と魔導士達は騎士団と共にハルシオン王国に向かい一週間で国を鎮圧し現国王達を滅し、エルム騎士団長が元首として名乗りを上げた。

新しい国の基礎を作り、権力者達が間違った方向へ向かわない為監視も含めて魔導支部と冒険者支部も置いた。

そしてハルシオン王国の遺児とされたシオン王子は国王夫妻と共に亡くなっていたと国内外に伝えられた。

この瞬間ハルシオンのシオンはこの世から消え、誰もが認める、ボダイジュのシオンになった。


シオンとアイリスはこの後もずっと側にいた。

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