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アマリリス誕生6

領地では大人も子供も役割がありその中で自分達がリーダーを決める。リーダーの考えをそれぞれが支持されて動いていく。それぞれのリーダー達が煮詰まれば3歳児のアマリリスに指示を仰ぎに行く。


「なぁ、なんで領民は領主のお前ではなく、5歳児に聞きに行ってるんだ?」


不思議な光景に領主のクローバーに聞く


「もちろん誰よりもアマリリスが物知りだからだよ。うちの娘は頭も良いからね」


当たり前のように答える。


「いやいやいや、あり得ないだろう?」


「いやいやいや、 あり得るんだよ。アマリリスが農地改革してから収穫率は5倍は上がってるからね。結果出してるからねぇ」


国王はもう言葉が出なかった。


アマリリスが何してるかって?皆んなのお昼ご飯作りながら指示を出したりしている。もちろん旦那様もグロリアもお手伝い。グロリアにはサラダ用の野菜を洗ったり千切ったりしてもらってる。お仕事貰って凄く嬉しそう。


「お疲れ様〜! みんなご飯だよ!!」


ぞろぞろぞろとひとまず手を止めた領民達がキチンと手を洗い、給食当番のように食事を配るアマリリスからカレーを受け取りスプーンを取り、グロリアからサラダを受け取り好きな席に座って行く。


「「「おいし〜い!!」」」


労働の後のご飯は美味しいからね。

あっという間に1日の農作業が終わった

みんな疲れてるけど、気持ち良い疲れ。


「アマリリスは凄いな」


国王がポツリ。


「「そうでしょう!!」」


父様母様褒めすぎですよ。嬉しいけど。


「これは功績を認めるしか無いな。アマリリス嬢、今後の希望はあるか?」


「はい!!あります!!、私が14歳になったらカルミアと結婚式を挙げてこの領地を引き継ぎます。そしてその時はこの領地を独立させて下さい!!」


まさかの希望だった為、国王の顔は真っ青だった。


「結婚式は分かるが、ど、独立は?な、なぜ独立しないといけないんだ!?」


国王がオロオロしてる。


「私の領民にはみんな平等で幸せになってもらう為です。」


可愛い笑顔で応える。


「そうなのよ、アマリリスが14歳になったら領主の座をお願いして私達はまた冒険者になろうと思ってるの。領地には冒険者ギルドも出来てるし、アマリリスが領主になったら安心だし、カルミアもいるしね」


未来が楽しみでしょうがない母様の笑顔。


「もちろん、ブーゲンビリア王国に危機が迫った時は力を貸しますよ。我が領には優秀な者も育ってますから」


ニヤリと笑う5歳児。最強かも。


「えー、良いなぁ。私もカサブランカ達とまた冒険の旅に出たい!!」


自由奔放な王妃様。


「そうだなぁ。9年で基盤を作り、息子に王位をゆずって旅に出るか!アマリリスが協力してくれるなら安心だしな!」


自由奔放な王様。

ま、国が平和なら良いよね。


「良いか、息子達。9年後、最も相応しい者を王位に指名する。その後退位して俺達はカサブランカ達とパーティーを組んで冒険者に戻るよ。今から楽しみが出来た」


国王爆弾発言でました。


「考えただけで楽しみねぇ」


「本当ねぇ。9年後の為に鍛えなきゃね」


「明日からトレーニングだな」


大人達が生き生きしてる!良い事だよね。 

この日は国王一家は疲れ果て予定外にもう一泊次の朝前日に自分達で収穫した野菜などもいっぱい馬車に積み込み王宮に帰っていった。


読んで頂きありがとうございます!

評価頂けたら凄く励みになりますのでお願い致します!


暑いですから熱中症に気をつけて下さいね


今日も良い日だ!!

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