28.不死者の時間-the time of athanatoi-(中)
「ていやー!」
戦場に響く声にしてはちょっと間の抜けた、それでいて可憐な声と共に、敵の一人がそのへんのビルにたたきつけられて動きを停止した。
「いまので全員か。各自、被害報告!」
「藤宮千景、元気でーす!」
「島田あさぎ、問題ないわ」
「楢崎、無事だ。ていうか、これチートだろオイ」
「杉山羽菜、大丈夫です。……あの、ちいととはなんでしょうか」
「あー、気にしないでいい。俗語だから。で小辻も無事、と」
佐伯の言葉に、おん、と狼化した小辻が応えた。
杉山は少し恥ずかしそうに、
「けど、あれでよろしかったのでしょうか。指示通りに戦ったのですが、その……」
「後ろから見てた俺から言わせてもらうが、完璧だった。今後もその戦い方で頼む」
「はあ……」
佐伯の言葉に杉山はどこか釈然としない顔。
(まあ、気持ちは理解できなくもないがな)
杉山は戦いの素人である。いくら「周倉」を付与されているとはいえ、対策を練った志津の兵士たちを相手に真っ向勝負させるのは難しい。
だから佐伯はとても単純に、「敵を見つけたら走って近づいてひっつかんでそのへんの建物の壁にぶん投げて、後は逃げろ」とだけ、杉山に指示したのだ。
走って近づいて、という地味な表現だが、「周倉」の伝説通り、かの赤兎馬と併走できたという脚力での突進である。ほとんどの兵士はなにもできないし、その後に一瞬でぶん投げたらまず対応できない。そしてこれまた「周倉」の、「馬を担いで」赤兎馬と併走したという伝説のある剛力でビルへとたたきつけられれば、いかに「桃源郷の桃」の加護があろうとひとたまりもない。
結果として、この戦法はものすごく有効に働いた。チート、と言いたくなる気持ちもわかる。小学生の体格の杉山がえいやっと片手で大男たちをひっつかんで投げまくる姿は、シュールですらあった。
なお、壁の強度が足りずに相手がそのまま建物を突き抜けてすっ飛んでいってしまうこともあったが、
(問題なし。あれはあれで戦闘不能だろう。重力操作で受け身を取ってもダメージは残るし、それ以上に距離の問題で戦線に復帰できない)
「さあ、どんどん行こうよ! 目的地、志津さんの研究室はもうすぐでしょ?」
「まあ、そうだが……用心しろよ、藤宮。ここまでは川崎の傭兵がメインだったが、ここから先もそうとは――」
「小辻、防御!」
突如叫んだ楢崎の言葉に応えて、小辻が集団の最前方に躍り出て全員をかばう。
そこに強烈な攻撃魔術の嵐が押し寄せ、小辻は悲鳴を上げてのたうち回った。
最大防御力を持つ小辻がこれである。防がなければ、小辻と杉山を残して全滅していただろう。
「……川崎出身者じゃなければ藤宮に気を遣わない可能性がある、とは思っていたが。これはまた思い切った火力集中だな」
「そう? 初撃決殺って、わりと無難な選択肢だと思うけどな、僕は」
正面、兵士を従えて現れたのは、ひとりの少年。
佐伯に面識は一回しかない。だが、その不敵な笑みと、高杉から聞いた手強い交渉相手という印象が、頭の中にこびりついている。
魔王の息子。三浦の盟主たらんとする策士。暴風の暴君。
「田中大五郎……おまえが出てくるとはな。高杉と交渉して、様子見するという話ではなかったか?」
「そんな約束をした覚えはないし、約束をしたとして守るつもりもない。もし僕が敵に回らないと思ってたのなら、君たちの敗因はそれになるだろうね」
その田中は、記憶通りの不敵な笑みを浮かべて言って、配下の兵達に命令を下した。
「杉山羽菜を除いて生かす必要はない。かかれ」
ざっ、と兵士たちが一斉にこちらに向き直る。
(二十人以上。全員が戦技魔術師か。小辻の防御力と杉山の攻撃力は規格外だが、あと俺と楢崎と島田でどこまで粘れるか……!)
「佐伯、指示をよこせ! 呆けるな!」
楢崎の言葉に佐伯は我に返って、
「防御優先! 落とされないこと重視で立ち回れ!」
その声と同時に、戦いの火蓋が切って落とされた。
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「ふむ……そろそろ本格的な戦いが始まってる頃かな?」
わたし、高杉綾子は一人、そうつぶやいた。
中華街に入ってすぐ、わたしたちは集団を三つに分けた。
第一軍団は『セカンド・パーティ』の面々とケイ、そして谷津田くん。彼らは真っ正面から関帝廟を目指す。本命であり、同時に最も敵の目を引き寄せやすい、陽動としての役割も果たしている。
第二軍団は、その裏を突いて志津の研究室を目指す集団。構成員は佐伯、楢崎、チカ、杉山さん、島田さん、そして小辻くん。志津の研究室に特に大きな役割がない、という可能性もあったが、封印を維持するなにかのシステムが働いている可能性は高い。そうでなくとも、志津の研究成果をあらかたかき集めれば、それは田中と約束した取引の材料になる。
そして第三軍団。軍団、と言っているが、そこにいるのはわたしだけ。
このわたし、高杉綾子は、事前に中華街の構造を可能な限り正確に佐伯に伝えていたし、佐伯自身も中華街を独自偵察した経験があって、だいたいの場所を覚えていた。
その状況から、「志津がもうひとつ拠点を持つとすればどこか」ということについて、中華街に最も詳しい島田さんも交えて、三人で可能な限り検討した。特に、志津の立場に立って関帝廟を研究するとしたら、どこに研究室を置くのが理想的かということを吟味し、それと現実の研究室の立地がずれていることから推察して、魔術的意味と単純な立地との兼ね合いで最も怪しい場所に見当をつけた。
果たして、そこにあったのがこの建物。見かけは廃墟にしか見えなかったが、中に入ってみればそこはよくわからないコードと呪符が縦横無尽に張り巡らされた秘密基地だ。
わたしは扉を開け放ち、中を見ながら、
「間違えていてもたいしたリスクにならない、むしろ遊兵としてわたしを好きなところに投入できる分こちらが有利――
そんなことを考えて来たわけだけど、ビンゴってところかしらね」
「そのようだな」
志津は淡々と、感情を見せない口調で言った。
相変わらずの悪趣味な黒ずくめのマント姿と山高帽だが、わたしはその正体をすでに知っている。威圧はされない。
その志津は、四百人くらいは無理なく入れるであろう大ホールの、一番奥の壇上のテーブルの向こうにいる。
ホールは下り坂道になっていて、大学の講堂なんかがこんな形をしていたのを資料で見たことがある。してみると志津のいまのポジションは講師か。後ろにあるのが現在進行中の二箇所の戦闘を映しているモニターではなくただの黒板ならば、風変わりな講師にも見えたかもしれない。
……あるいは、その床や壁面に縦横無尽に這うケーブル類を見なかったことにすれば、だ。
「関帝廟は関係あるけど囮、研究室も重要だけど罠、本当の中枢部はここってところね。まあ、事前に予想した通りだわ」
「予想した上でこんな愚にもつかない作戦を実行したのかね。君たちは馬鹿か?」
「あら、そんなに悪いかしら?」
「こちらが本命だと踏んでいたなら、戦力を集中させるべきでは?」
「それだとそっちもここに戦力を集中させるでしょ。関帝廟は囮、研究室は罠。それがあなただけの考えだと思ってるの、志津?」
「それだ。根本的に君たちには戦力が足りない。囮や罠と称して分散させた結果、君一人しかここに送れなかったのがその証左だ。まあ……」
志津は苦笑した。
「分散しなかったら勝てた、とは言わんがね。どのみち君たちには無理だ。勝てない」
「……ふう。予想していたけど、やっぱりあなた、わたしのことを高杉綾子と呼ばないのね」
わたしが言うと、志津は笑った。
「当たり前だろう。それは故人の名だ。正直に言うと、君がそれを使い続けているのは不快だね」
「横浜についてもそんなことを言っていたわね。正当な弔いがどうとか。あれがいまの、大虐殺を正当化する理由になると思っているわけ?」
「そうだ。横浜は死ぬべきだ」
志津は真顔で言った。
「いまの横浜はさながらゾンビのようなものだ。すでに死んだ旧世界の姿を無理やり残されて、他の地域のように、東京圏に適した姿に新生することもできなくなっている。止めなければならない」
「その結果、いま暮らしている人々を殺すの? おかしくない?」
「おかしくはない。そもそも、関帝結界とかいうものにうつつを抜かして安穏と暮らしている間に、横浜はどれだけの負債を重ねてきた? それとももしかして、まだ気づいていないのか?」
「……どういうこと?」
よくわからなかったので尋ねたわたしに、志津はため息をついて、
「関帝だよ。かつて、桃源郷の桃たる少年と、「周倉」の力を宿した少女に討たれかけたと聞いたが」
「それはわたしも、杉山さんから聞いたけど」
「あの関帝がそんなに弱く見えるかね? たかだかその程度の「戦力」に敗北すると?」
言われてわたしは少し考え、それからはっとした。
「まさか――」
「そうだ。関帝は強くなっている。関帝結界などという名で、エネルギーをかすめ取る手段を与え続けた結果だ。それはそもそも、あの谷津田久則を模した「陰楼」が出てきた時点でわかっていたことではないかね」
「谷津田くんが?」
「『崩壊』直後はただの桃しか作れなかった関帝が、かつて作られた出来損ないの「桃源郷の桃」たる陰楼を、近くで死んだ人間の情報を核に束ねて、純正たる「桃源郷の桃」としての人型を作り上げることに成功したのだ。そんな能力は本来なかったはずだ。明らかに、関帝は強化されている。それも、神として人々のために力を使っていた時とは、もはや比較にもならないほどにだ」
志津は淡々と言って、それからにらみつけるようにわたしを見据えた。
「これが横浜の負債だ。それを支払うのを拒んで、拒んで、拒み続けて、もはや取り返しのつかないところまで来た。だからこそ、荒療治で数十万が死のうと、どうにかしなければならなくなったのだ。いまはかろうじて私の幻惑が効いているがね、どうせ根本的に対処できなければ横浜どころか、下手をすれば東京圏が滅亡するよ」
「……谷津田くんをさらおうとしていたわね。あれはどういう理由?」
「それは単純だ。「桃源郷の桃」と韻を踏んで述べるなら、要は「藁人形の藁」だよ」
志津の言葉はを理解して、わたしは息を飲んだ。
「呪殺……! 彼の身体を媒介に!? けどそんなものが効くと?」
「完全には効かんだろう。だが弱体化させるだけでも、その後の手が大幅に打ちやすくなる。被害を最小限に抑えるために、最良の手法だと思うがね」
志津は言って、それから感情のこもらない目をわたしに向けた。
「私からの情報開示は以上だ。君はどうする、高杉綾子を名乗る影よ」
「ん? どういうこと?」
「いまの話を聞いて、なお私に抗うのかと聞いているのだ。君の大義はなんだ?」
「ああ、そういうこと。ないよ、大義なんて」
わたしがあまりにもあっさり言ったので、志津は眉をひそめた。
「……大義がない。ならばなぜ戦う?」
「え、気に入らないからだけど」
「それだけのために君は命を賭けて戦うのか。いや、君だけじゃない。仲間として巻き込んだ人々の命をも――」
「うん。まあね」
わたしはうなずいて、笑った。
「それにあなたの底も見えたわ、志津。その程度の妥協で済まそうとする奴に、わたしは従わない」
「……わからないな。まあ、この世の全部を理解しようというのが、そもそも傲慢なのだろうが」
いらいらした口調で志津は言い、わたしをにらんだ。
「ならばどうする、君は」
「決まってるでしょ?」
わたしは拳を固めて、言った。
「有史以来、話し合いで決着がつかなかった争いごとは拳で決めてきたのよ、人間は。あなたもわたしも結局のところその程度のものでしょう、志津方山?」
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「がっ、ぐ、ご……!」
俺、谷津田久則は血反吐を吐いて地面を転がった。
すぐそばを、風見の鎌がかすめていく感触が伝わる。俺は転がる勢いを殺さず、最小限のロスで立ち上がり、ふたたび精霊刀を構えた。
(やはり強い! だがここで退くことはできない……!)
「無駄だ」
「くっ!」
相手の踏み込みからの大鎌を精霊刀でかろうじて押しとどめて、俺は横に動いてなんとか距離を取った。
(くそ、こっちの強みが活かせない!)
こちらの最大の強みは、高杉との死闘で使った多重加速による突進・攪乱攻撃だ。
けどそれはいま使えない。
なぜなら、味方と敵が入り交じっているからだ。俺の背中側には『セカンド・パーティ』の残存組がいて、後ろからの敵襲を必死で押しとどめている。逆に正面には先行した『セカンド・パーティ』の主力がいて、多勢の敵を相手に苦戦している。ついでに言えば横には椎堂課長がいて、戦力外で足手まといだ。
これらのどの勢力も、風見が敵に加わったらそれだけで壊滅するだろう。俺は風見を単に倒せばいいのではなく、足止めを続けた末に倒さなければならないのだ。
少しでもここから離れたらそれでおしまい。だから身体を制御できないような技は使えず、加速もせいぜい四重が限度。この程度だと風見の謎武術に対抗しきれるほどのスピードは出せない。
だが、そこで泣き言を言える状況ではない。
(まだ戦える……まだ手札は尽きてない!)
「乱杭剣!」
俺の放った連続突きに対して風見は軽快なフットワークで右に回って鎌を振りかぶり、
「死の舞踏、陽」
「圧壊刃!」
ふたたび爆圧が交差し、双方跳ね飛ばされる。ただし、俺の身体は上に、風見の身体は下に。
(しまった、上体を起こされるように誘導――)
隙だらけになった俺の身体めがけて、風見の刃が這う。
「死の舞踏、陰」
ざくり、と。
思いのほか軽快な音とともに、俺の右腕が精霊刀ごと切り飛ばされた。
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「くそ、小辻、生きてるか!?」
『生きてますけど、かなり限界近いです! なんとかなりません!?』
「なんともならん! もう少し耐えてくれ!」
魔術通信による泣き言に佐伯は言い返して、歯ぎしりして前を向いた。
十数メートルほどを隔ててそこにいるのは、田中が指揮する戦技魔術師の一部隊。
おそらくは彼らも「桃源郷の桃」で強化されているのだろうが、それを武器や防具として使うことはしていない。
彼らがやっているのは、至極簡単な戦法である。つまり、部隊を前列、中列、後列に分け、前列が防御魔術を敷いて、中列がその後ろから射撃魔術で攻撃するだけ。後列は疲れた術師が休憩する。
(三段撃ちって奴か。いや、長篠のあれは創作だって話だったか? だとしてもこいつは完璧な野戦築城だ。世界大戦前の戦術の中でもかなりやっかいなものだぞ)
ぎり、と佐伯は口の端を噛む。
こちらも小辻の巨体を軸に防御を組み、散発的にではあるが反撃している。が、どう考えても火力が足りない。
特に、射撃のできない杉山が、完全に無力化されてしまっている。いや、近づこうと思えば件の俊足で近づけるのだろうが、散兵ならともかく密集している相手に対して前の戦法は使えない。戦い慣れていない杉山では、簡単に殺されてしまうだろう。
「楢崎! おまえ切り札の武器がまだ残ってるだろう! 遠慮なくここで使え!」
「無理だよ馬鹿! あらかた在庫は県警本部の陽動で出払ってる! 一個だけ使えそうなのがあるけどこの距離じゃダメだ!」
「くそ。島田、あんたは!? なにか装備とかないのか?」
「あるけど志津先生の研究所の中! ああもう、冬ボーナス前借りしてまで新調したのに、なんでこういう時に限って使えないのよー!」
(在庫切れか。だがどうする? 俺の手持ちの札も防御寄りでこの状況は打開できない。地味に地道にプレッシャーをかけられたら、もうどうしようもないぞ……!?)
考えている間にも攻撃は続き、佐伯たちは追い詰められていく。
破滅がゆっくりと、しかし確実に迫っていた。
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「まあ、約束された結末だったな」
講堂のような部屋の中で、志津は相変わらず淡々とつぶやいた。
その目の前、いや、十メートルほど先の空中に、わたしはいる。
身体はボロボロで、なぜか再生もうまく働かない。魔力の糸のようなものに絡め取られて動けないし、そこから魔力が常時吸い出されている感じで、まともに魔術が使えるようになる気配もない。
「ここ……までか……」
「ああ。ここまでだ。君たちの戦いはここで終わりだ。モニターに出ている二方面も、そろそろ決着がつくところだろう?
まあ、私が要塞として整備したこの部屋で、半分以上の距離を踏破したことだけは褒めてやろう。だが無理だ。君と私では詠唱の速度が違う。それが持つ威力は見ての通りだ」
「詠唱……聞こえないのに、なぜ……?」
「超音波域まで加工しているから、とだけ教えておくよ。べつに教えたところで弱点にもならん」
志津は言って、……珍しく、わたしにほほえみかけた。
「終わりだ。諦めろ」
「それは……どうかしらね」
「無駄だ。君に切り札がないことはわかっている。そして私は君を殺さない。詰みだ」
言われた言葉に、わたしはぎくり、と身じろぎした。
「な……なぜ!?」
「まったく、君もつくづく愚かだな」
志津はため息をついた。
「たしか、私の盗聴を警戒していたようだが。横浜のインフラ整備に介入して、各地での音を録音する盗聴設備を整えておいた……というところまでは正しいがね。君は、録音を再生するためにその場に作業員が行ってデータを回収しなければならないとか、そんな勘違いをしていたのではないかね?」
「まさか……じゃあ!」
「ああ。実際には、指定した地点の指定した時刻における音声が『研究室で』再生できる。それが、私が横浜に作った盗聴網だ。まあ、横浜市との取引のせいでいくつか聞けない場所もあるが……君が盗聴されないように苦心して行った話し合いの内容は、だいたいこちらでつかんでいるよ」
志津は言って、にたりと笑った。
「僕は天才だが、換えが利かない大天才ではないと言ったな? 爆弾を仕掛けているとも言ったな? そして僕に対して、自分が生きている理由は伏せたいと言ったな?
それだけ情報があれば十分だ。たしかに僕には、関帝に殺されたはずの君が、なぜ生きているかの理由はわからない。だが、死を偽装して生き延びる技術があることだけわかれば十分だ。殺さなければいい。それで爆弾は不発弾になる。違うかね」
「…………」
言葉を失ったわたしの前で、志津は宣言した。
「だから詰みだ。君はここで監禁して、すべてが終わってから解放する。ちょうどこの場には遠くの戦いを映すモニターもある。仲間が一人一人殺されていくのを、ゆっくり眺めているといい」
【魔術紹介】
1)『乱杭剣』
難易度:A+ 詠唱:簡易詠唱 種別:刀技
精霊刀を突きに特化し、何重にも分かたれた形で突き込む技。
木の板などに放つとショットガンに撃たれたような傷ができる。人間も同様だが、貫通力がショットガンの比ではないので悲惨なことになる。
地味に避けるのが難しい技なのだが、風見は難なくかわした挙げ句、攻撃しやすいポジションまで確保した。




