表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メタリック・ファンタジー  作者: oga
番外編
82/105

赤井流星 その2

 しばらくして、日が暮れ始めた。


「今日は、ここら辺にしとくか」


 俺は、リュックから四角い箱を取り出し、栓を抜いてその場に投げた。

すると、その箱は周囲の空気を取り込んで、風船のように膨らんだ。

いわゆる、テントだ。

畳む時は、もう片方の栓を抜けば、勝手に小さくなる。


「一日じゃ、ぜってー無理」


 メロンパンは、この道を昼夜ぶっ通しで歩いてたっけか。

こういうグッズ、持たせてやれば良かったか?


「まあ、いいか」


 俺は、リュックに手を突っ込んで、ミネラルウォーターを取り出した。

このリュック、中の物を圧縮する機能がついていて、かなりの量を詰め込むことができるが、その分重い。

重さを軽減する反発パッドが背負う箇所についてるから、いくぶんかはマシだが。


 この後、ガスコンロを取り出して、お湯を沸かした。

中にインスタントラーメンを投入し、しばらく待って、完成。


「ハフハフ、んめぇ」


 こいつが一番無難だ。

よく分からねーキノコ料理なんて、食べる気にならねーよ。

ズルズルラーメンをすすっていると、草むらの向こうから、妙なトカゲが現れた。

黒パーカーのトカゲ。

コアの影響で突然変異した、好戦的なトカゲだ。


「ゲッゲッゲ」


 インスタントラーメンの匂いにつられたか。

トカゲがこちらに向かって走り出して来る。

俺は、腰に差していた銃を抜き、銃口を向け、トリガーを引いた。

シュ、とワイヤーが伸び、トカゲの体に刺さる。

そして、強力な電流が流れた。


「ギャアアアアーッ」


 ペタン、とその場に仰向けに倒れる。

スタンガンだ。


「文明の利器、ってな」


 剣でいちいち戦ってやる必要はない。

そもそも、剣をまともに扱うには、かなりきつめの鍛錬が必要だ。

それは、メロンパンが証明してる。

……あるなら渡せや! みたいなツッコミが聞こえたのは、気のせいか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ