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かつての憧憬

はじめましてゆぅです

超亀更新です(><)

初めての作品なので暖かい目で読んでいただけるとありがたいです。

「ねえ見て見て!これ、こないだこの国に来た商人からもらったやつなんだけどさ!」


男の子が新聞のような大きさの紙を掲げながら女の子の方へ走っている。


「どうしたの? っ危ないっ!」


男の子が足下に注意することはなく、危なっかしく、 こちらに走ってくる。

ほら、やっぱり体勢を崩したじゃない。


「っ! だ、大丈夫大丈夫」


男の子は躓き転びそうになったが、何とか体勢を立て直したようだ。


「……、それで、それは何?」

ホッと息を着いた女の子は男の子の持つ物についてきいてみた。


「うん! 何か他の国のこととかが書かれてるみたいなんだけどね。ここ見て!」


そこには、確か冒険者という人達だったろうか…一度この国にも来たことがあったはず―が写っていた。


「なんか、この人達が商人を襲って暴れてる魔物をやっつけたんだって!」


「へぇー!あの人達、スゴい人だったんだね」


二人の子供はその写真に食いついている。


「僕もこの人達みたいに強くなりたいなー!」

男の子が若干興奮気味に言った。


「えっ!?」


「な、なんだよ!」


「いや~無理でしょ」

女の子は笑顔で言い放った。


「ひどいよぉ…!」


「だって、泣き虫だし…色々弱いじゃんっ!」


女の子が男の子をからかっている。

そして傍の男の子に向かって剣を振る仕草をした。


「むー、弱くないもん! ……大きくなったら僕が皆のこと守るって決めたんだもん、今!」


「ぷっ…ああそう?じゃあ楽しみにしておこうかな?」

女の子は皮肉じみた言葉を返した。


「…僕、大きくなって強くなったら、守ってあげるからね!」

男の子は女の子の方を向いて言った。




―………っ!

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