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おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります  作者: きむらきむこ
本編

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41  最終話

明里さんに引き続き、来年度からも数人奨学生が決定した。色々と考えたが、県在住者であれば、申込み可能、小論文にて査定。卒業成績次第で、返済不要。学校行って勉強しなかった人にはもちろん返してもらう。利息はつかないけどね。


 私自身のレベルアップに関しては、B棟男子に連れて行ってもらったダンジョン中層で、回復魔法もアップした。ポーションを作るのに全く不自由はないし、結構頭打ちな感じになってきた。今、自作ポーションのレベルは8である。


 多分9とか10には、もうちょっと何かが足りないんだと思う。治癒魔法のレベルとか根本的な何かだと思うので、個人的な努力はもう良いや、と言うことにした。


 自分のできる範囲のことは、したんじゃないかな?と思うことにしたのだ。

最近は土魔法を使えるようになったので、そっちの活用法を考えたりしてる。社屋建設の時に、コレ使えたら楽チンだよね~と、思ってしまったのだ。


 教会ダンジョンで、土魔法で耕したり穴をほったりして、魔法を楽しんでる。土魔法は使えるようになるのに時間がかかるのに、使用法が少ない。せいぜいストーンバレットという拳銃の代わりみたいな使い方しか見たことがない。


 ストーンバレットも、ダンジョンの中では効果的ではある。でももっと便利にできると思うの。小さい畑や狭い農道のために、機械を入れられない農家とかで役に立つんじゃない?とか…既得権益に挑むことになるけど今更よね。


 せっかくなので「鋼の◯金術師」ごっこもやってみた。かなり頑張ったけど、十円玉程度の銅が出来たのみ。さすがに等価交換というわけには行かないので。


どこかの金鉱とか銀山とかに行ってやったら、ソレナリのモノになるんだろうか?


 ダンジョンでは、狼系のモンスターに囲まれた時に落とし穴を作って落としてみた。落とし穴に落ちたオオカミたちを水浸しにしてから電撃を一発。おお、簡単!


「集合!」と両手を合わせて言ってみた。うわ~はずかし~。やっぱり声に出すのはムリ〜。

横で見てた史郎くんには「詠唱が残念すぎます」と言われた。


中二病的な詠唱も考えたんだけど、口に出して言うのに更に恥ずかしさが増すじゃん。


こうして魔物の核を集めるのも、ハ○レンごっこのおかげで楽になった。楽しい〜。会社のメンバーには呆れられたが。ふふん、そんな態度では教えてやらんぞ。


そんなこんなで毎日を慌ただしく暮らしてます。意外にも、娘も息子も近場で暮らすことになりました。自分を養うくらいにはポーション作りで稼げてます。夫の年金だよりの老後になると思ってたのに、人生って何があるか分からないよね。


スッゴい激動の2年だったよ。


 田中優子 次の春で63才。4桁ダイバーからポーション作りの第一人者(かもしれない、多分メイビー)へ転身しました。


 自分をおばちゃんと言うと、亡き夫から「おばあちゃんだろうが、見栄を張るな」との突っ込みが聞こえる…でも、言っておこう。


おばちゃんダイバーは、今もダンジョンの浅い層で頑張ってます。





私のつたない小説にお付き合い下さってありがとうございます。毎日、読んでくれる人がいる、評価してくれる人がいると言うのが確認できて、嬉しかったです。

本当にありがとうございます。この後、閑話を投稿しますので、よろしければまたしばらくお付き合い下さいませ。

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― 新着の感想 ―
ここまで一気に読みました。 とっても面白かったです!(*´▽`*) 細かいところまでよく考えられているというか、設定がしっかるしていて、スラスラ読めました! 主人公に魅力がありますね。 元気で明るく…
[良い点] 1話から最終話までストレス無くほのぼの [気になる点] まあ利権どろどろはいらないですよね [一言] 面白いです
[良い点] 完結お疲れ様でした。読み口はライトで変なドロドロとかもない、至って分かりやすいスローライフスタイルでした。 [気になる点] シルバー要素は必要だったんだろうか? 地の文もリアクションもむし…
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