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おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります  作者: きむらきむこ
本編

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31 二転三転、思考は進まず

 結局、明里さんは今から勉強して、来年の医科大の治癒魔法科を受験することになった。ダメなら再来年も頑張るそうだ。


 治癒科は既に実技を使えることが前提なので、私は来年の合格も有りじゃないかと思っている。


 なんなら史郎くんも経営学部とか受けない?と聞いてみたが振られてしまった。残念。ホントに勉強してくれると助かるのに。


 就職先として大学に求人票出してみようかな。それとも求人サイトでヘッドハンティングしてもらうべきだろうか?


 この辺はもう少し考えて、社員たちと上手くやっていけそうな人を見つけてからの話になるかな?とりあえず、インターン募集はやってみよう。


 「アットホームな会社です あなたの即戦力をお待ちしてます」


 アットホームなのは間違いない。即戦力も待ってる、心から待ちわびてるけど、この広告は絶対にナイわ〜。あ、彰良に誰か紹介してもらえないかな?


「彰良、誰か知り合いで経営の素養があって転職考えてるような人知らない?」


「なにそれ、お母さんの会社で働いてもらうの?」


「そうそう、それと財団法人立ち上げられるような知り合いも居たら教えて」


「ええっ、ちょっと待って、理解が追いつかない。財団法人立ち上げてどうすんの?」


「将来的に、立ち上げたいなぁって、今はまだ希望。奨学金とか人材育成とかにお金出す組織を作りたいんだけど、いきなりは無謀だから、会社から奨学金出してみようかと…」


「無謀って分かってるんなら良いけど。会社経営の方は、お母さんのやりたい事を理解してもらうところから、だから、紹介してもすぐには一緒にはやって行けないって分かってる?」


「多分そうだろうから、これから育てる方向で考えてるけど、もし居たら良いなぁって思って」


「育てるって?」


「インターンシップとかで人集めて、会社の方向性を説明して一緒にやれそうな人を幹部候補生にして働いてもらおうかな〜と。一応、今働いてくれてる史郎くんっていう子がいるから、その子に経営学のセミナーとか受けてもらいたいんだよね」


「一人いるんなら、あちこち声かけて増やさなくても良いんじゃないの?」


「史郎くんが相談できるようなコネを作っときたいのよ」


「それは無理しなくても、そのうち出来るんじゃないの?」


「そう思う?」


 何かあれば、私が子どもたちに相談するように、史郎くんにも相談相手が必要かと思って社内にそういう人を雇いたかったが、余計なお世話だったかな。


 それでもやはり経理関連には確実にやれる人がほしいので、そっちは求人を出すことにしよう。それと社内で、人材育成援助の仕組みを作るぞ。


 明里さんの就学援助に向けて、調べなくては。

史郎くんも会社のためって言ったら、勉強してくれるかな〜。


 人間関係がめんどくさくてダイバーになったのに、私何してるのかな〜







 


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