表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の外交官  作者: 山下小枝子
第一部 第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/267

1-2 カーシャとトト。

「まったくあの子は……さて、えーっと……サチコだっけ?」


 賑やかな二人が去っていくと、ヨウと佐知子の前に、スラリと高身長なカーシャとトトが立った。


 カーシャは、臙脂色のVネックの半袖シャツに白いズボン、革のサンダル。

 トトは青いVネックの半袖シャツに白いズボン、革のサンダルを履いていた。

 そして二人とも、


(凄い色だな……)


 佐知子は近くでカーシャと目を合わせて、思わず少し目を見開く。

 カーシャとトトのアフリカ系の二人はやはり瞳が赤い。


「あ、はい!」


 とても珍しくて佐知子はじっと見つめてしまうのを堪えて、視線をそっと自然にそらして返事をする。


「私は医者のカーシャ、よろしくね。こっちは弟で薬学師のトト」


(あ、やっぱり兄弟なんだ……)


 そう思いながら佐知子はよろしくお願いします。と、お辞儀をする。

 トトは無表情で少しお辞儀を返してくれた。そしてゴホッと、咳をする。


「で、さっそくなんだけど、これから病院行って健康診断したいんだけどいい?」


 カーシャにそう問われる。


「あ、はい! ……大丈夫だよね?」


 反射的に返事をしてから、佐知子は横にいるヨウに伺う。


「ん? ああ、大丈夫だ」


 ヨウは答える。


「よし! じゃあ、病院行くよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ