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神様の外交官  作者: 山下小枝子
第二部 第一章

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34 心配したりされたり。

 確かに長袖長ズボンを着ているし、鍛えているから風邪は引かないだろうが……髪はびしょ濡れだし……と、佐知子はヨウを心配していた。


「……そんなに心配するな、これくらい平気だから……」


 心配しているのが露骨に顔に出ていたのだろう、ヨウに少し困った様子で目を閉じて手の平を出される。


「あ……うん、ごめん……」


 佐知子が謝ると、


「まったく、心配したりされたり二人は忙しいね」


 あー、バラヴァおいし。と、セロは二人を見て言う。その言葉に気まずい雰囲気になる二人。


「はい、サッちゃんのバラヴァ。ヨウはいる?」


 セロが問うと、


「そうだな……少し疲れたから……久しぶりに甘い物でも食べるか……」

「はいよ」

「…………」


 少し疲れたという言葉に、佐知子も貰ったバラヴァのお皿とフォークを手にしながら少ししゅんとした。


「はい、サッちゃんのシャイ」

「あ、ありがとうございます」


 こうして三人の、夜遅くなったお茶会は始まった。

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