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神様の外交官  作者: 山下小枝子
第二部 第一章

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14 明日のこと。

 その後、それじゃあ今日は……と、佐知子は病室を後にした。


 時刻は午後十時を過ぎていた。

 手洗いうがいをし、走って使用人小屋へと帰る。使用人小屋の中はまだオイルランプがついていて、薄らぼんやりとオレンジ色の灯りに照らされていた。


 佐知子が荒い息で自分のスペースへ行くと、隣のスペースのライラが声をかけてきた。しかし、


「遅かったねー、心配したよー」

「ハンム何時まで!」


 と、佐知子はつい大声を出してしまう。


「……時間はわかんないけどまだやってると思う……」

「え! もう閉まってるかな!? 行ってくる!」


 ライラの言葉に、慌てて佐知子は支度をする。


「何かあったの? 何があったか知らないけど、もうみんな寝るよ? 早く行ってきな」


 不思議そうな顔をするライラに、


「うん!」


 と、返事をして、佐知子は急いでハンムへと向かった。


 ハンムはまだ営業していて、何時までやっているかと聞くと0時までやっていると聞き、まだ時間ある……と、ほっとしながら佐知子はゆっくりハンムに入り、今日の出来事を思い返しつつ、佐知子は帰路につく。


『明日、また来ますので!』と、ノーラと約束した。

『必ずよ!』と、ノーラは不安げな表情で言っていた。


 いつ行こう……と、佐知子は歩きながら考える。

 仕事のあとの仮眠の時間をなしにして行くか……セロさんに事情を話して勉強会を休むか……仮眠の時間をなしにして行こう! と、佐知子は思いながら、軍用地の門の中へと入った。

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