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神様の外交官  作者: 山下小枝子
第二部 第一章

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1 サチコの日記。

第二部始まりました。

よろしくお願いします。

『イシュラ暦632年9月23日。今日から日記をつけはじめる。


イシュラ暦というのはこの村で使われている暦らしい。セロさんに教えてもらった。

ほかの国では別の暦が使われてて、イシュラ暦は創造神の暦・・・この世界が造られた時を紀元とした暦らしい。


アズラク帝国で使われてる暦を使おうという意見が多かったらしいが、ハーシムさんが、あれは太陰暦だからダメだ。と、却下したらしい。


・・・まぁ、最近なんとなく出身地なのにハーシムさんのアズラク帝国嫌いはうすうす感じてたから、そのせいもあるのかなって思うけど。


で、今日はイラフガーンという日本でいう秋分の日で、お祭だった。

スークに行ったらにぎわっていて、かわいいノートも安く買えたので、節目的にもちょうどいいし、日記をつけることにした。


この世界にやってきて、今日までいろんなことがあった。

でも、あっという間じゃないけどあっという間で、日数もあやふやで・・・アフマドさんのお葬式の日、日記をつけようと思ったから、ようやくつけられてうれしい。


今まであったことも、これからのことも、セロさんに返してもらったシャーペンとボールペンのインクがつきるまでに書き切りたいけど・・・間に合うかなぁ。


アフマドさんのお葬式の日、ヨウとギドのある高台で「外交官になって大戦争を回避しよう。」という決意はしたけど・・・いまだに何もできていない・・・。


今のところ、朝、炊事係の仕事をして、ごはんを食べて、仮眠をして、またごはんを食べて、セロさんと勉強会をして、休憩時間にヨウと3人でお茶をして、終わったらスークをぶらついたり、使用人小屋でおしゃべりしたり、アズラク語の勉強したりして、ハンム行って寝る生活をしている・・・何も進展してない・・・うーんどうすればいいのかなぁ・・・あ、眠いや。


明日も夜明けの鐘で起きるから寝よう。

最初の日記はこれでおしまい。』

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