ステータス確認
前回、仕事帰りに柴犬を庇い車に跳ねられ、異世界に柴犬(黒)となり転生しました。大峰海都です。
今現在草原のど真ん中にいます。
リリー(神)に、のんびり過ごしたいとは言いましたが、草原のど真ん中に転生させるのはどうかと思います。取り敢えずはどうしましょう…
このままここにいてもしょうがありませんので、川があるところに行きましょう。
「ばうぅ…」(川はどこにあるのでしょう?)
「うぅ?」(あれ?)
「あうぅぉぉぉぉぉぉ?!」(喋れないんですかぁぁぁ?!)
黒柴になりたいとは言いましたが、まさか喋れないとは…まぁ当たり前なのでしょうか?ファンタジーなので喋れると思っていた私が違ったのでしょうか?
まぁ、こうなってしまったのでは仕方ありません。←流石に切り返しが速い
取り敢えずは川を探しましょう。
黒柴になってから匂いや音に敏感になっているからでしょうか、川の音と匂い?でしょうかが、分かるようになりました。なので、早速向かいましょう。
「うぅぅ、キャン」(川までどのぐらいの距離があるのでしょうか?)
「わん!」(走って見ましょうか!)
と思いましたので、現在走っています。やはり犬ですので走ると速いですね!しかも、楽しいです!無我夢中で走ってしばしば、やっと川に着きました。
「はっはっはっ わん!」(はぁはぁはぁ、結構走りましたね以外に遠かったです。取り敢えずは、水を飲みましょう。)
今いる場所は、森に入って時間的に20分走った場所でしょうか?太陽の光が反射してなかなか綺麗な川です。そして、水が美味しい。
「ばぅ」(落ち着いた事ですし、確認をしましょう)
川で姿を確認したところしっかり黒柴につぶらな瞳眉間にある白色の模様、ピクピク動く耳だいたい1歳ぐらいでしょうか?成犬ではないことは確かですね、中身は35歳のおっさんですが…とても可愛いです!尻尾も柴犬特有のくるんっとした可愛い尻尾です。その場で尻尾を追い少し回ってしまいました。恥ずかしいです。次はリリー(神)に頂いた力を確認したいのですが、どうすればいいのでしょうか?やはり、ラノベ小説のようにステータスオープンと言えばでてきますでしょうか?
「うぉん!」(ステータスオープン!)
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カイト Lv,1
柴犬(黒)
HP100
MP200
攻撃力100
防御力200
運∞
素早さ100
▪️称号
「転生犬」「学習犬」
▪️加護
「リリーの加護」
▪️魔法
「火魔法L v.1」「水魔法L v.1」「氷魔法L v.1」「風魔法L v.1」「雷魔法L v.1」「光魔法L v.1」「闇魔法L v.1」「毒魔法L v.1」「時魔法L v.1」「幻魔法L v.1」「生活魔法」「HP回復魔法L v.1」
▪️スキル
「鑑定L v.1」「アイテムボックス」
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という感じになっています。一言言うと、絶対普通ではないですよ。レベル1なのに全体的に高すぎるのでは?あと、魔法ありすぎる。称号も「転生犬」者ではなく犬なんですね…。まあ、今は柴犬ですから…
1番おかしいのは運ですよ。∞って、おかしいですよね?おかしいですよね?←重要なので2回言いました。まぁ、比べる対象がいないので今は考えないようにしましょう。称号などはどうすれば確認できますかね?じーっと見ていたら説明文が出てきました。見てれば出てくるんですかね?
内容は
「転生犬」…転生したものに送られる称号。犬になったので者ではなく犬となる。
これは、ただの称号なのでしょう。私が柴犬になったから「転生犬」になるのですね。
「学習犬」…魔法やスキルを覚えやすくなる。
これは、便利ですね。通常より覚えやすくなるのはいいと思います。これも、柴犬になったので「学習犬」なのですよね。
「リリーの加護」…地球の神リリーからの加護。運が∞となる。
これが、∞になっている原因ですか。まぁ、ありがたく貰っておきましょう。
「アイテムボックス」…アイテムを無限に入れることができる。なお、アイテムボックスに入れると時間が止まる。
これはいいですね、時間が経過しないと言うことは、食料なども温かいものを食べれるという事でしょうか?温かいものは温かいままで食べたいですもんね。
「鑑定」…なんでも鑑定できる。だが、レベルにより内容は異なる。
これも便利ですね、しかしレベルによって異なるのですね。ちなみに、川にある石を鑑定したところ、[石…どこにでもある石]とでました。見たらわかりますよ…!これはレベルを上げないといけませんね…。
あとは、魔法の確認でしょうか。とりあえず手頃な木で色々と試して見ましょう。
最初は「火魔法L v.1」ですね、どうしたら発動するのでしょうか?火をイメージして見ましょうか?
「うぅぅ、わん?」(火、火、ロウソクの火でしょうか?)
火の玉が出てきました。大きさはイメージしたロウソクの大きさです。大きいので、拳サイズが限界ですね。数も1つが限界です。木にぶつけたところぶつけた部分が燃えるだけでした。
次は「水魔法L v.1」ですね。水もイメージが簡単でしたので、すぐに出てきました。ずっと出し続けるのは難しくだいたいで、30秒で水の玉が割れてしまいました。木にぶつかるとバシャっとなるだけで、あまりわかりませんでした。
その後の「氷魔法L v.1」は氷の球、木にぶつかるとぶつけた部分が凍りました。戦闘になった時使えますね。
「風魔法L v.1」は風の球、木にぶつけるとぶつけた部分が少しえぐられているようになりました。なかなかです。
「雷魔法L v.1」は電気の球、木にぶつけましたがあまり変わりませんでした。木だからでしょうか?他のものでは違うのでしょうか?今度試して見ましょう。
「光魔法L v.1」は光る球、攻撃というよりは目くらましのような感じでしょうか?光の度合いが違う?
「闇魔法L v.1」ブラックホールのような球でした。吸い込まれそうで怖かったので、木にぶつけるのは控えましょう。ヘタレではありません←
「毒魔法L v.1」は紫のいかにも毒ですよというような球、木にぶつけると木が溶けました。なかなかグロいですね。
「時魔法L v.1」はイメージが難しかったですが、落ちてくる葉っぱにかけると少しの時間その場に止まりました。時間を止めるのでしょうか?
「幻魔法L v.1」私がイメージしたものになりました、ちなみにイメージしたのは柴犬のぬいぐるみです。手乗りサイズですが。レベルが上がったら大きな柴犬のぬいぐるみを出せるでしょうか?
魔法は比較的簡単に出来ました。こんなに簡単に出来ていいのでしょうか?少し不安になります。私の周りの木が若干酷いことになっていますが、見なかったことにしましょう。
「生活魔法」は、手足の泥がなくなり綺麗になりました!やはり元日本人としては身だしなみは綺麗にしなくては、もっと贅沢を言うとお風呂に入りたいです。
「HP回復魔法L v.1」は今の段階ではHP満タンなのでわかりませんでした。
「ばぅ…」(疲れました…)
ステータスを確認したところでMP35/200となっていたので、魔法を使うと5ずつ減っていくのでしょうか?減った分はどのように回復するのでしょうか?とりあえず木陰でひと休みましょう。