表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

愛しの君へ。君がこの手紙を読んでいるということは…

作者: コロン

余計な一言がどれほど余計か。









 愛しのノース・キャロライナへ@@@



 愛しのノース・キャロライナ

 君がこの手紙を読んでいるという事は、僕はもうこの世にいないんだね。


 こんな事ならもっと君を大切にするべきだったと、今更反省してももう何も出来ないし、するつもりもない。


 僕は本当に馬鹿だったよ。ごめん。


 僕がどれほど君に会いたかったかわかるかい?

 離れてみたら、僕にとって君の財布の存在がどれほど大きなものだったかわかったよ。

 ずっと僕を支えていてくれたんだね。


 ありがとう。


 一人になった今、君が恋しくてたまらない。

 君がそばにいてくれたから…僕は、欲しいものは全て手に入れることができていたのに。

 そんな大切な事に今になって気付くなんて、悔やんでも悔やみきれない。


 手放した君の存在の大きさを考えると苦しくて夜も眠れないほどだったよ。

 会いたい。

 手を伸ばしても届かない。


 もし僕に羽が生えていたら、空を飛んで君に会いに行けたのに。そう何度思ったことか。


 でも、君がこの手紙を読んでいるなら、僕は幽霊だよね?そしたら君のところに出れるかもしれないね。

 君がお風呂に入っている時間に、狙って行くから待ってて欲しい。


 君は驚くかな。会いに行くから待っててね。

 楽しみだよ。



 もし、僕が視えたら。


 その時は笑顔で僕を迎えて欲しい。




               



                   カールより










拙い文章、最後までお読みくださりありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
前書きの言葉からインパクトがありますね…! 離れて気付く、君の財布…。ラストにかけて、一層混迷の度を深めていくようで。こうなると、コメディーですね。読ませていただき、ありがとうございます。
 これは……、祓われますね。  南無三!!
凄い破壊力(笑)。 財布で脱力しました。駄目だ全然反省してない。 一言 「こいつ何言ってんだ?」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ