愛しの君へ。君がこの手紙を読んでいるということは…
余計な一言がどれほど余計か。
愛しのノース・キャロライナへ@@@
愛しのノース・キャロライナ
君がこの手紙を読んでいるという事は、僕はもうこの世にいないんだね。
こんな事ならもっと君を大切にするべきだったと、今更反省してももう何も出来ないし、するつもりもない。
僕は本当に馬鹿だったよ。ごめん。
僕がどれほど君に会いたかったかわかるかい?
離れてみたら、僕にとって君の財布の存在がどれほど大きなものだったかわかったよ。
ずっと僕を支えていてくれたんだね。
ありがとう。
一人になった今、君が恋しくてたまらない。
君がそばにいてくれたから…僕は、欲しいものは全て手に入れることができていたのに。
そんな大切な事に今になって気付くなんて、悔やんでも悔やみきれない。
手放した君の存在の大きさを考えると苦しくて夜も眠れないほどだったよ。
会いたい。
手を伸ばしても届かない。
もし僕に羽が生えていたら、空を飛んで君に会いに行けたのに。そう何度思ったことか。
でも、君がこの手紙を読んでいるなら、僕は幽霊だよね?そしたら君のところに出れるかもしれないね。
君がお風呂に入っている時間に、狙って行くから待ってて欲しい。
君は驚くかな。会いに行くから待っててね。
楽しみだよ。
もし、僕が視えたら。
その時は笑顔で僕を迎えて欲しい。
カールより
拙い文章、最後までお読みくださりありがとうございます。