愛笑のAさんへ
愛笑のAさんへ
突然のお手紙で失礼いたします。この手紙が不快に感じられるかもしれませんが、どうか最後まで読んでいただければと思います。簡単に自己紹介させてください。私はXXスーパーの常連客で、3番レジの古い友人です。
あなたの玄関の壁にこの手紙を貼り付け、さらにあなたの大好きな口紅で周りに円を描いてしまったこと、お詫び申し上げます。この手紙を読んだら、どうかすぐに警察に連絡してください。もしそれが嫌であれば、絶対に一人でリビングのドアを開けないでください。
あなたと出会って以来、毎日スーパーで食事を買うのが習慣になり、気づけばもう5年近く経ちました。正直に言うと、遠くから見ているだけで満足するつもりでした。しかし、数か月前に突然あなたのそばに「災害級の害虫」が現れました。
害虫が私と同じように静かに暗闇に潜みながら、あなたの喜怒哀楽を共有するだけであれば、私も我慢できたかもしれません。しかし、あいつはルールを破り、あなたの家に痕跡を残し、直接接触しようとし、あなたの生活や精神状態に深刻な影響を与えました。
リビングを汚してしまい、勝手ながら害虫を始末したことをお許しください。自分の行動が間違っていることは理解していますし、警察もすでにあいつを追っていたことも知っています。しかし、私は誰よりも害虫のことを知っています。あいつは決して諦めることはありません。
害虫があまりにもしぶといため、それを始末する際に私も天罰を受け、もう自力であなたの家を出ることができそうにありません。最後に感謝をお伝えしたいです。もしあの日、スーパーの開店セールのチラシにクーポンが挟まれていなかったら、私はあなたに出会うこともなく、愛というものを知ることもなかったでしょう。
どうかこれからの人生が満たされたものでありますように。あなたの周りに、あなたを愛し大切にしてくれる人が溢れますように。そして、もっとセキュリティの厳しい場所に引っ越してください。私にはもう何もすることができません。
改めて感謝を込めて。
3番レジの古い友人より
台湾人です、ひどい日本語で申し訳ありません。
お手数をおかけして読んでいただき、心より感謝いたします。