450回目の追放された私は、今日も追放されています。
「お前はもう要らない」
そう私は言われた。やれやれ、全くまたですか...と思いながらこうつげてやった。
「よろしいのですか?」
「よろしい?当然だろう?お前だって邪魔だもん」
「そうそう。要らないからとっととどっかいって欲しいの」
「あなたのその剣。私の強化により強くなっているんですよ?そうでなければはっきり言ってあなたはゴミだ」
「はあ?」
「それにあなた。あんなゴミみたいな魔法でよく一緒に行けてますね。役にも立たない中級炎魔法なんて私がいなくなると火力が30%ほど下がりますがよろしいんですね?」
「うるさい!あんたより役に立ってるわよ!」
「後そこの筋肉だけのミジンコ脳みそ。あなたは...まあ特にないですね強いて言えばバカみたいになんでも突っ込むところを直した方がいいでしょう。ゴミのような奴らと冒険しててもどうしようもないでしょうし」
「追放されるから負け惜しみ?ダサいわね」
「いえ、客観的にあなたたちの分析をしてそのような結論に至ったわけですが?事実あなたたちの能力は低すぎる。あの程度のブルホーンに苦戦しているようでは今後も期待薄いですね。それでは」
「くっ...早く出てけぇ!!!」
そう怒鳴られた私はそそくさと退散した。
「また追放されたのか?
「ええ」
「これで450回目だぞ?」
「そうですね」
飲み会の席で友人にそう言われたが、その言葉に私は表情ひとつ変えずにそういう。そう、何を隠そう450回目なのだ。何度も何度も追放されているのだ。
「お前のその性格をなんとかした方がいいんじゃないか?」
「そうですかね」
「まあわかってないよな」
「ええ。よくわかりませんね」
「まあいいや。次こそはもっと頑張れよ?」
「はい」
そう言って私は目の前のテーブルのお酒をグッと飲み干す。この友人には言ってないがこれでいいのだ。これで...。
「お前は使えない」
「御言葉ですがあなたが突っ込むせいでは?」
「はあ?」
「そもそもあなたがムダに突っ込むのがダメなのでしょう?」
「ああ?」
その言葉に少し激昂する様に怒鳴って胸ぐらを掴んでくる。
「だってそうでしょう?」
「そうじゃねえ!!お前が雑魚だからだ!」
「いえ、あなたが能力不足だからです。なかなかに困ったものですねえ、ムダに突っ込んでダメージを喰らう。これではいくら補助をかけてもムダではないですか」
「てめえ....」
「早くでてってくれない?」
「言われなくとも....出ていきますよ」
その続きとして「ダメか...」とだけ言って去った。あれから何度も何度も追放される。これで何回だろうか。もう数えるのをやめるほどだ。
「いつくるのでしょうか」
そう言って空を見上げた。
「お前の実力はかなりのものだな」
次のパーティの司令塔であろう金髪の男は、私にそう言ってくれる。次のパーティはなかなかいい感じだ。
「そうですか?」
「ああ、素質があるよ」
「ほんと!」
そういうのは隣にいる魔法使い。黒い服に茶色い杖を持っていて俺を応援してくれる。
「あなた、どこでそんなすごい技を身につけたの??」
「ええ、まあ...その辺りで」
「うちのパーティには必須と言ってもいい!!」
「そうね!!!」
私はこの2人にはかなりの高評価のようだった。だが私は少し不満そうな顔になる。
「お心遣いはありがたいのですが、連携があまりなっていないようですね」
「ああ、そこはこれから何とかするよ」
「そうですか」
「これじゃあ、レッツゴー!!」
「ちょっと待ってくださいね」
私はそういうと木の影に行き紙を取り出す。そこには先程の金髪と魔法使いの写真が載っている。そして下の欄には評価という文字と四角い枠がある。そこに「D」という文字を書き込む。「はー彼らも素質なしですか。困ったものですねえ」と言いながらため息をついた。
「うーむ、いい感じですが今一つという感じですかねえ...それにしてもパーティに潜入して無能を演じるのも体現ですね。しかも入り込むのはどこもゴミのようなパーティばかり。これも魔王討伐をするにふさわしいパーティを見つけるための潜入捜査...」




