3話 猫の手を借りたく無い
どうも!3話よろしくお願いします!
「しかも能力って。それって、ものを浮かせたり、炎を出したりすることだろ?そんなの馬鹿げてる」
そんなことができるなんて、映画や漫画の中だけだ。
「でもよ飼い主。俺が、その異能力ペットっつーのになった瞬間頭ん中にピカーンって(自分の体の好きな部位に力をいれろ)ってもんが、入ってきた感じがしてよ。多分、これが能力だぜ」
サシミはそう言いながら伸びをする。
「だから飼い主が帰ってくる前に手を力強く握ったが、何もおこらなかった。きっと能力半径ってやつだろうよ。」
「じゃあその能力を見せてくれよ!この距離なら絶対に能力使えるよ!」
僕はまだ信じたくなかった。
異能力ペットも、
能力も、
「まぁまて飼い主。この頭に入ったのが能力なら話は別だ。能力の出し方はわかっててもどんな能力か、わかってねぇんだぞ。もしこんな狭い部屋で能力なんか使ってヤベー能力だったらどうする。戦いが始まる前に怪我がしちまうかもしんねーだろ!」
サシミは少し笑いながらそう言った。
「サシミお前なんで笑ってるんだよ?」
「だってよこんなドキドキするゲーム始めてたぜ。」
「ゲーム・・・・だって」
「なんだ?お前はドキドキしねーのか?」
サシミは笑顔でこちらを見つめる。
「してるさ!でもゲームなんて、そんな」
僕はうつむきながら答えた。このバトルが本当なら、動物も人も死んでいる。
サシミは新しいおもちゃをもらった時のような顔で、
「手紙で言ってたろ最後の1チームになりゃあ好きな願いを叶えられるんだぜ!飼い主、俺の能力がどんな能力か明日の朝確かめに行くぞ!」
サシミは立ち上がった。
「で・でも行くってどこに?」
「あのでっけー公園だよ」
たまに外にでるのは知っていたがこの猫あんなところまで行っていたとは、だが確かにあの公園なら安心かもしれない明日は平日だし朝ということだから人はいないだろう。
「分かったじゃあ明日学校に行く少し前に公園に行こう」
こうして、不思議な1日が終わりを迎えた。
次の日
いつも通り自分が用意した朝ごはんを食べ、家を出て
「ふぁ〜〜あ」
あくびをしたサシミといっしょに公園にむかっていた。
「飼い主俺の能力よーなんだと思う?」
「さぁね 。ていうかその飼い主ていうのやめてくれよ!」
「なんで飼い主の指示にしたがわねーとー!」
その瞬間サシミの頭すれすれにものスゴイ速さで 丸い何かが、通り過ぎた。
「!?」
「何だ!?」
何が起きたか分からなかった。その瞬間
「あ〜惜しかったぜ〜」
「ベルベンしっかり当てろよ」
そう言って笑っていた奴は、
二足歩行で立っている 犬だった
異能力ペットだ
残り・488チーム
ついに他の飼い主とペットがでてきました。
次もよろしくお願いします!