2話 縁は異なもの、濃いもの
次の投稿です!
おかしな所があるかもしれませんがよろしくお願いします!
「ウワァァァーー!」
大きい声を出してしりもちをついてしまった。
だって目の前に、
「だぁー!うるせーなー!鼓膜が破れちまうだろうが!」
そう言って、自分の耳を手で塞いだ。
「あ・・・えあ・・・・・でも」
僕にはなにがなんだか分からなかった。
朝は普通の猫だったのに学校から帰ってきたら、
サシミが二足歩行で日本語を話していた。
「えっと、サシミだよね?」
「あ?そうだぜ。サシミだ」
「なんでサシミこうなっちゃったんだよ?」
「さぁな。お前が学校から帰ってくる少し前に、気がついたらこうなってたんだよ」
サシミは自分の腕を舌で掃除しながら答えた。
「ていうかサシミすごい喋るね。僕もっとおとなしいと思ってたよ」
「いちいちなにしゃべってるかわかんねぇのにこたえても、意味ねぇだろうが」
サシミは自分の反対の腕を掃除しながら答えた。
「それで飼い主、その手紙なんだよ?」
「え?あ!そうだ忘れてた」
ずっと右手に持っていた手紙のことを忘れていた。持っていた手紙をあけると、
「なんだよ・・・・・これ」
そこにはこう書かれていた。
おめでとうございます。
澤畑 禎 様 サシミ 様
貴方方は、異能力ペットバトルのNo.500に選ばれました。
「異能力ペットバトル?」
「・・・・・」
場所
日本内
日本から出た場合敗退となります。
期間
異能力ペットになってから戦いが終わるまで
ルール
1 異能力ペット・飼い主様のペット様は突然変異し、1つ能力を覚えました。どのような能力かは、わかりませんが、ペット様は、自分の能力の出し方は、頭に入っています。能力は異能力ペットによって異なります。
2 能力半径・ 能力を使うためには、飼い主様が自身の異能力ペットの決まっている半径内にいると能力を使うことができます。能力半径も異能力ペットによって異なります。
3 手段は問いません。相手の異能力ペットを気絶、もしくは殺した場合勝ちとなります。負けた異能力ペットは、元の姿に戻り、異能力ペットバトル敗退となります。
4 異能力ペットが気絶した時に、飼い主様が能力半径に入っていた場合、異能力ペットを気絶に至らしめた、致命傷と、同じダメージを受けてもらいます。
5 異能力バトル参加者、以外の人には、異能力ペットがただの動物に見えます。安心してください
6 気絶・ペット様の方ではなく飼い主様が気絶した場合、能力半径内に入っていても、異能力ペットは能力を使うことができません。飼い主様が死んだ場合、能力を使うことが一生できなくなります。
7 最終的に、全500チームの内1チームになるまで、戦ってください。
8 最後の1チームになったチームは、好きな願いを叶えることができます。
ルールはこれで以上です。
貴方方の健闘を祈っております。
残り・491チーム
「どうゆうことだよ。選ばれたって、僕たちが!」
「そういうことだろうよ」
「最後の残り・491って」
「ルールで言ってたろ、全500チームだって。つまりもう9チームやられたってことだな」
僕は、9チームが敗退したことに鳥肌がたってきた。次は自分達かもしれない。
そう考えると怖くてしかたがなかった。このバトルのルールをもう一度見返す。
「おい禎、裏見てみろよ」
「え?」
僕は、サシミに言われたように後ろを見ると名前のようなもの九行に分けて書かれてていた。漢字の名前の横には、漢字やひらがなの名前、その名前の横には気絶と書かれておりそのうちの5チームの名前には気絶の代わりに
死亡と書かれていた。
「!」
「九個の漢字の名前に、ペットにつけそうな名前が九個、間違いねぇ、敗退した参加者だな」
僕はさらに怖くなった。5チームが死亡していたことに驚きが隠せなかった。さらに怖くなった。
残り・491チーム
ありがとうございました。
またよろしくお願いします!