38話 苦あれば苦あり
早めです!!
よろしくお願いします!!
うさぎをこの前生で見ました!
「な・なに言ってるカメ?奪う?物盗んじゃだめカメよ〜」
「そうだぞ〜物盗んでいいのは俺達みたいな奴だけだぜ。飼い主のあなたもそう思いますよね!」
一とばカメは引き笑いしながら後ずさりをした。それはもう細かく慎重に。ジリジリ詰め寄ってくるイブと新月をなだめながら。
「?・・・僕達は物なんて盗まないよ。お兄さん」
「お・お兄さん?完璧にあなたの方が年上ですよね?その呼び方やめてくれませんか?ムズムズするんで・・怖いし・・」
「テメェは黙ってろ!!しんげつにとってお前らが年上なんだよ。社会のな」
新月は首を傾けながら向かってくる。その間にイブは掌に熱を溜めていた。イブの掌が鉄板になっている。
「ちょっーと待つカメ!!ストッピング!!ストッピング!!カメ。絶対熱いカメ!!何!?殺す気カメ!?」
「ああ、そのつもりだが?何が悪い。この能力は殺す為にあるんだぜ!!!」
イブは熱掌をばカメに振りかざすとばカメはあたふたしながら適当に避けまくった。運が良かったのか全ての攻撃を避ける事が出来た。
「危ねぇカメ!!や・やめるカメ!!」
「チッ・・・運の良い奴」
「おい!!亀!逃げるぞ!」
「カ・カメ!」
一達はUターンしてもと来た道を走っていった。
(やべぇな。さっきの猫と違って完全に殺しに来てやがる。なんの迷いもねぇ。捕まったら完全に殺される・・)
「イチ!!こっち戻ったらアイツらがいるカメ!何考えてるカメ!?」
「これでいいんだよ。あのトチ狂った奴と狂った奴を合わせたらどうなる。絶対に殴り合いになるだろうぜ。その隙に逃げんだよ」
「そ・そんな簡単にっ!!あ・足が動かないカメェ!!」
「な・何!」
一達が走って逃げているとイブは自分の足元から氷を出すと一達に一直線に向かい足を拘束した。
「グギャ!『氷結』」
「何でカメ?アイツの能力は掌の熱じゃないんカメ!?」
「どういうこった!!」
「お前らは知らなくていいんだよ。黙ってろ」
「 カ・カメ!!!」
イブはばカメの耳元でそう呟くと一達を通り越して真正面で向かい合った。そして
「セット・オン」
「カメェ!」「何する気だ!お前!」
「だからお前らは知らなくていいんだよ」
イブは口を多くして鉄球をぶつける体制を取っていた。もう後数秒で出す勢いである。
「こ・殺さないでくれカメ!!」
「そうだぜ!!な!!!な!!!」
「ありがたく思えよ。
俺様の復讐の一部となれ」
イブがそう言って構えたと同時にイブの飼い主の新月が
「イブ・・・後ろ」
「あ?」
「カメェ!?」「ア・アイツ!?」
新月が指を指すとイブの後ろに影が見えた。その影は物凄い勢いで近づいてくる。一達が追いつかれた時と同じように。そして
「ゴルァァァァァァァ!!!」
「カメェ!!」「ぬわ!」
「・・・・・イブ」
サシミがイブを怪物化した拳で上から押しつぶした。サシミはそのまま一回転すると一達の目の前に着地した。禎は一定の距離をたもったままその後ろから走ってきていた。
「お・お前〜ありがとカメェェ!!よくやったカメ!!」
「死ぬかと思ったぜぇ」
「へっ・・・」
サシミはばカメに笑いかけると
「でぃぃぃやぁぁぉぁ!!!」
「カメボォォォォオ!!」
「ドバァァァァア!!!」
涙を流している一とばカメをラリアットすると足を拘束していた氷も割れ一達は壁に吹っ飛ばされ、へなへなと倒れていった。
「・・・・・・もったいねぇな」
「後はテメェだけだぞ。会えて嬉しいぜ。イブ!!」
イブはその場で立ち上がると肩を叩きながら近づいてきていた。よく見るとギザギザしている歯茎から血が滲んでいた。
「・・・なんだお前。邪魔すんじゃねぇよ。折角俺様の復讐になれたのに。お前、自分から殺されに来たのか?日本の狭さにはビックリだ。こんな短時間でまたお前と会うなんてよ」
「御託はいい。早くやろうぜ。さっきからウズウズしてんだよ。テメェを倒したくてしかたがねぇんだよ!!」
サシミもイブに向かっていった。よく見るとサシミの拳にも血が滲み出ているところを見ると思いっきりコンクリートを殴ったのが見て取れた。
「グギャギャギャギャギャっ!俺様もだ!!お前を逃した事を後悔してたんだよ!
殺したくて、殺したくて、殺したくて、殺したくて、殺したくて、殺したくて、殺したくて、殺したくて!殺したくて!!殺したくてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!しかたがねぇんだよぉぉ!!!!」
イブは立ち上がるとすぐさまサシミに向かって掌をぶつけようとした。サシミもそれに負けず拳を怪物化して向かっていった。
「ドレァァァァァ!!!」
「グギャギャギャギャギャっ!!!!」
その力はほぼ互角だった。サシミはイブの顔面めがけて拳をぶつけようと右拳をぶん回し、イブは掌を当てようとしてきている。すると
「サシミ!!」
「グギャッギャ!!」
「チッ!」
氷で足を拘束してきた。その隙にイブは熱を帯びる掌を顔に近づけてきていた。サシミはその氷を見ると怒りを表した。
「ゴォォォラ!!!」
「へっ!もうすぐで楽になれたのによ!」
サシミは足を交互に怪物化して氷を割ると大ジャンプしてイブの掌から逃げた。
(思いっきりジャンプしたがこっからどうする。完全に的だ)
「グギャッギャギャッ!!」
(アイツ!何してやがる!?)
サシミが下降していると、イブが熱の掌をこちらに向けてきた。もう片方の手で熱を帯びている手を固定していた。最初はまた焼こうとしているのかと思ったが明らかに違う。構えがそれを物語っていた。するとイブはニヤリと笑うと
「『熱帯硬貨』」
「何!?」
「サシミィィ!!」
熱を帯びている掌からたくさんの硬貨が空中にいるサシミに向かっていった。硬貨は熱で熱くなっており、まるで火花が飛び散るイメージだった。サシミは片腕を怪物化して盾を作りそのままイブを下敷きにしようと思ったがイブは素早くその攻撃を避けた。
「ハァ・ハァ・ハァ」
「まだ疲れるのは早いぜ!!」
「!!」
イブが上空を指差すとイブが出したたくさんの硬貨が落ちてきた。もう熱くはなかったものの、今度は霰に当たっている気分だった。
「ハァ・ハァ・クソが」
「なぁ、どうしたんだよ。この前戦った時の殺気はどうした?人殺しの目はどうした?今のお前からは何も感じねぇ。つまんねぇ。つまんねぇんだよ!!」
サシミは地団駄を踏み。怒りをあらわにした。サシミはそのままサシミに近づいていく。
「俺はお前を殺さねぇ。そう決めたんだ。約束したんだよ。お前を気絶させて言ってやるんだよ!ザマァねぇなってな。そんでもってアンタは警察に突き出してやる」
サシミは新月を睨むとイブと同時に近づいていく。新月は首を傾げて不思議そうにしていた。
「殺さない?綺麗事はやめろや。約束?破っちまいな。一度は俺様を殺そうとしたんだからよ。テメェには似合わねぇんだよ!!殺さないのも約束も!!」
「お前に俺の何がわかんだよ。この綺麗事はやめねぇし、約束も破らねぇ。それが、それこそが!!
俺の正義だからよ」
残り・461チーム
ありがとございました!!
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