32話 犬の光は阿弥陀ほど☆
早めです!
よろしくお願いします!
「はぁ・はぁ・ここまで来れば大丈夫だろ」
禎の財布を盗った、男は走りながら禎の財布を後ろに背負ってるリュックに投げ入れた。すると
「待ちやがれ〜コラァ!」
「げ!まだ追って・・きて・・・・い・異能力ペットじゃねぇかぁぁ!」
サシミが全速力で走ってくる。男はその声に振り向き、異能力ペットと知った瞬間、更に速く走っていった。
「お前!異能力ペットの飼い主か!」
「う・うるせー!おい!亀!出てこい!亀ー!」
男が全速力で走りながら亀と叫ぶ。すると男の背負っていたリュックがゴソゴソと動き出し、中から、
「う〜うるさいカメねー。そんなお代官様みたいに言っても寝てたんだから静かに・・・・・・・・い・異能力ペットカメェェ!」
「!あんな所に」
亀が出てきた。サシミと同じような背の高さの、緑色の亀である。亀は目をこすりながら、リュックから首を出すと、飼い主と同じ反応をした。
「どうやら、あの異能力ペットの飼い主の財布を盗っちまったようだ。俺としたことが」
「何やってるカメー!ちゃんと確認してから盗むカメェェ!」
「悪かったっての。じゃあお前の役目を果たせよ」
「嫌カメ!怖いカメ!離すカメェ!」
「何するきだ?」
亀の飼い主はリュックに手を伸ばすと、亀の手を掴んだ。亀は激しく抵抗していたが次の瞬間、
「じゃあ、行ってこいや!」
「カメェェェェェェェェェェ!」
「何!?」
飼い主は亀をサシミの方へ投げ飛ばした。サシミは、右拳を怪物化しようと構える。しかし
「!(くそっ!やっぱり、能力半径外かよ。突っ走っちまったからな)」
能力は出なかった。禎は、サシミの方へ走ってはいるが、サシミには追いついておらず。まだ遠くを走っていたのだ。亀はサシミの目の前に来ると
「もうどうにでもなっちまえカメ!どりゃさカメェェ!」
(来る!)
亀は右手をパーにして、サシミを叩こうとした。サシミは、顔に当たる事を避けるため、両腕で右手を受け止める。
「あ?(何にも・・起こらない?)」
「役目終了カメェェ!」
亀の攻撃はたしかに、サシミに当たっていた。しかし、サシミにはなんの変化もない。亀は急いで、その場で止まっている飼い主の元へ走って行った。
「おい何にも起こらないじゃねぇか。ただお前に平手打ちされただけなんだが」
「こ・これから、起きるカメよ」
亀は飼い主の後ろに隠れながら震えている。亀は自分の右手と左手をがっちり握り合わせた。すると
「重力!」
「あ?何言って・!な・なんだ!?・こ・れ」
サシミは、急に身動きが取れず上から何かで抑え潰されそうになり、地面に手をついた。それどころか、その手は地面に少しめり込んでいる。
「グォォォォォォ!重・い」
「カーメカメカメ!!どうだ思い知ったカメ。これがカメの能力(触れたものに重力をかける能力)カメ」
亀と飼い主は笑いながらサシミに近づいてきた。
(ただし、早く来てくれ。早くしねぇと
ヤベェかもしんねぇ)
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「ん〜あれ?暗いでちゅ。誰か〜いないでちゅか〜たかひろん〜あんころん〜ちはるん〜」
「その声、ハリちゃん?」
「全員無事か!」
「み・みんな!どこでちゅか!」
「わからない。我輩の360度全体からみんなの声が聞こえているみたいだ」
隆弘達は、目が覚めると闇の玉に囚われていた。闇の玉の中は、なんの音もせず、真っ暗で足元も全く見えなかった。
「とりあえず動かずにじっとしてグワァァァァ!」
「たかひろ!」
「武捨さん!?」
「たかひろん!?」
隆弘がひどい声をあげる。その声はみんなの周りに広がった。
「何者かに・足を引っ掻かれた」
「それって他に異能力ペットがいるってことでちゅか?」「そ・そんな」
「この暗闇を作った異能力ペットか」
隆弘達は注意深く周りを見たが意味などない、どこを見たところで暗闇は暗闇である。するとまた
「!ーーー痛!」
「武捨さん!」「でちゅ!」
「またか」
隆弘が引っ掻かれた。隆弘達が油断した時を狙って攻撃して来ているのか、いつ攻撃してくるか、全くわからない。
「そうだ!あんころ、お前の能力でみんなのオーラを見ること、出来るだろ?」
「先程からやってるが、暗いからか、オーラを見ることが全くできない。建物越しでも見えるのに、暗闇に弱いとは」
あんころが自分の能力について考察していると両耳にとても綺麗な声が聞こえて来た。
「じゃあ、光を君にあげよう☆美しい僕のね☆」
「!」
あんころは身震いした。するとあんころの目の前が一瞬だけ
明るくなった。しかし、そんな生易しいものではない。
「ガァァァ、目がぁ!」
「あんころ!」「あんころん!」
「す・すごい光」
「あ〜あ、ごめん☆ごめん☆急に暗いところから、明るくなったら、そりゃあ目が痛いよね☆」
その光は太陽を直視したような感覚だった。それだけでもやばいが暗闇から急な明るさは、更に目を痛ませる。また周りが暗闇に戻るとあんころは、床に転がっていた。すると今度は
「ムムムムムカ、まだムカの出番じゃない。ははははははは早すぎる」
「ごめんね☆でも僕の美しさを光を求めている子に本当の光を見せてあげようと思ってね☆」
他の知らない声がどこからともなく聞こえてきた。
「あんたでちゅか、ハリ達をここに連れて来たのは」
「そそそそそそそそそうだよ。ここここここれは私の能力、暗黒世界。わわわわわ私はクロ。そそそそそそれでさっき光ったのが」
「ムカ☆世界で最も美しい犬だよ☆僕の能力は光光光☆美しい僕にぴったりだ☆僕達は組んでるんだよ☆君達と同じようにね☆」
声だけが聞こえる不思議な空間である。
「ああああ貴方達をやったら次は外の2チームをやる」
「痛っ!」
「たか・ひろ!」
また隆弘はクロに引っ掻かれた。
「わわわわわ私の能力は指定した人、異能力ペットの目を暗闇じゃなくさせるの。だからムカの目は暗闇じゃないし、私達の飼い主も目も暗闇じゃない。わわわわわ私が引っ掻いて、ムカが目を潰す。じじじじじじ徐々に倒していく。わわわわわわわわわわ私達に
やられてね」
残り・466チーム
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