27話 始めは童貞の如く後は脱兎の如し
よろしくお願いします!
兎の、ご飯を食べる姿が可愛い今日この頃です
「能力を・・奪う・だと?」
「ギャギャギャギャギャギャギャギャァ・・・ああ、そうだよ。俺様の能力を教えたのはお前が二匹目だよっと!」
黒うさぎは自分の能力で生み出したハンマーの持ち手を孫悟空の如意棒のように長くした。そのハンマーはサシミの方に向かって伸びて来た。
「くっ!」「サシミ!」
「やっぱいい能力だ。欲しい!」
サシミは腕を怪物化し、前から来たハンマーをがっちりガードした。
「うっ!(さっきの犬に殴られた、腹がまだ痛いぜ。早めに倒さねぇとヤベェかもしんねぇ)」
「そのちょこまかと避けるその足を拘束するか」
「何する気だ。テメェ」
(なんか、寒くなってきたような)
すると黒うさぎの足元から何かがこちらに向かって来た。冷たく、固く、痛い物がサシミの足を拘束した。それは
「よし、これで動けねぇ」
「そ・そんな」
「・・・・・・・・・・」
氷だった。その時サシミの頭の中にはニュースに移った監視カメラの事で頭がいっぱいだった。
(黒い・・・・パーカー。殺した異能力ペットの能力を・・奪う)
「・・・・・おい」
「なんだよ、猫。このハンマーをどけろって言ってもどけねぇぞ。グギャギャギャギャ!」
「・・・そんなんじゃねぇよ。お前か、お前だったのか・・・」
「・サシミ・・・」
「お前が・・・・・
トカゲをやったのか・・・」
サシミは怒っているのか、少し震えていた。
「トカゲ?確かにやったぜ二匹ほど、どっちだよ。白いトカゲと性格の悪い飼い主か?それとも
さっきの氷の能力持ちの青いトカゲと赤髪の飼い主か?グギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!」
「っ!」「!」
黒うさぎはもうわかっていたかのように聞いてきた。笑いながら。
「・・後者の方だよ」
「グギャ!世間は狭いなぁ。あの感に触るチームかよ!俺の能力を教えた一匹だぜ」
「・・・・・・」
辺りは寒く黒うさぎはずっとにやけ顔だった。
「正義、正義、うるせぇ飼い主と暑苦しいペット。俺様の嫌いな部類だぜ」
「・・・・・・・・・」「・・・・・・」
「君の正義はなんだとか聞いて来たから答えてやった。馬鹿が口にする戯言だ!この世に正義なんて存在しないってな。グギャギャギャギャギャ!」
「・・・・・・」「・・・・・」
サシミに加え禎も震えて怒っていた。
「そしたらトカゲの飼い主が、そんな事はない君の中に正義は必ずあるとか、意味のわからない事言うもんだから
この能力で飼い主の方から・殺しちまった」
「!・・・・」「うっ!・・・」
黒うさぎは自分の右手をこちらに向けて来た。その右手は焼けた鉄板のように暑そうだった。黒うさぎはこの能力でヒーローと正義を殺したのだ。
「この(手に熱を帯びる能力)で、飼い主をやったらよ、トカゲの顔が真っ青になっていきやがった。元々青いのによぉ。こっちを睨みつけて、走ってきたからそいつも「もういい!」あ?」
サシミは黒うさぎの話を食い気味で止めた。
「もう話すなお前、あいつらの事を話すな」
「サシミ・・・」
「そんなに怒るなよあいつらは嬉しいはずだぜ。俺様達の目的の一部になれるんだからな、グギャ!」
「も・目的?」
「ああ、この異能力ペットバトルに勝つという目的のな!俺様達は俺様達をこんなに醜くした、人間、動物、生物に復讐するんだ。な?しんげつ」
「・・・・・僕は、イブについていく」
黒うさぎに話かけられた背の高い飼い主は、ボソボソと言葉を選びながら答えた。
「それが俺様達の願い。この勝負に勝って願いを叶える」
「・・・お前らの、願いはなんだ」
サシミは眉間にシワを寄せながら質問した。
「俺様達は選別する。この世に生きていい生き物か、そうでない生き物か。一人一人、一匹一匹俺様達が決めて、
俺様が殺す」
「・・・・・そうか」
「サシミ?」
するとサシミの凍った足が震えだした。
「何!?」「・・・・・・・」
「サシミ!?」
サシミは腕の怪物化をとき一瞬で右拳を怪物化すると、ハンマーを殴って折った。右拳の怪物化をとき、今度は右足を怪物化し、大きくして凍った部分を内側から破壊した。左足も同じように壊した。
「・・・・そんなカスの願いの為に、トカゲを殺したのか。
殺してやる。俺が殺してやる」
サシミの顔は笑っていた。
その顔は勝負ができるという嬉しさ。
そして、ヒーローを殺したうさぎへの怒りが入り混じる顔だった。
残り・473チーム
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