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俺の飼い主 僕の異能力ペット  作者: 一つの装置
番外編
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番外編 俺の飼い主 俺の異能力ペット

番外編です。

先に本編を見てからの方がいいと思います。

よろしくお願いします!

坂出家は、代々選ばれた1人息子に、家を継がせている。それ以外の息子は、家を出ていってもらうのだ。






坂出家には、今3人の息子がおり、このうち1人が坂出家を継ぐ事になる。


「コホッコホッ」

「虎太郎、またそんなに咳き込んで、ほら、マスクつけとけ」

「ありがとう、祐介にいちゃん」


「う〜〜」

「どうしたんだ虎太郎?またクラクラするのか?」

「うん」

「じゃあ、横になっときな」

「ありがとう、隆起にいちゃん」


病弱な三男の虎太郎には、優しい2人の兄、

次男の、隆起。長男の祐介がいた。








それから9年

虎太郎が14歳の時、家で飼っていた、シベリアンハスキーから3匹の、子犬が産まれた。

虎太郎達のお父さんは、その3匹の子犬達を息子達に1匹ずつのお世話を任せた。





長男の祐介と三男の斬


次男の隆起と同じく次男の勘九郎


三男の虎太郎と長男の剣山





それからの毎日は、更に楽しかった。



それから2年

ある日、虎太郎は、いつも通っている病院に行った。すると


「え・・そんな・本当ですか」

「はい、もうあなたは、長くありません。今の医学では、どうにもなりません」








「ただいま」

「おかえり、どうしたんだ暗い顔して何か言われたのか」

「・・・・大丈夫だよ」


虎太郎は、言いたくなかった。家族のみんなには、いつも通りに接して欲しかった

虎太郎は、自分の部屋に向かった。


「ただいま、剣山、コホッ」

「ワン!」


剣山は、子犬だった頃と違いとてもたくましくなっていた。

虎太郎は、体育座りをして顔を埋めた。剣山は、そんな姿に不安そうに虎太郎に顔を擦り付けた。


「剣山、俺、もう命が長くないんだって」

「・・・・・・・・」

「母さんに似たのかな」


何故か剣山には、教えた。

虎太郎のお母さんは、虎太郎と同じで、病弱だった。虎太郎が産まれてからすぐ死んでしまった。







1年後 4月

お父さんが死んだ。お父さんは、遺言書を残していたそこには、虎太郎を後継ぎにすると書いていた。


「お・俺」

「なんで・」

「そんな・・・」


3人ともびっくりしていた。





「なんでお前なんだ」








「何故、俺じゃない」







それから少しして






「異能力ペット・・バトル」

「ああ、そうらしいな、俺は、さっき読んだ」


虎太郎と、剣山は、異能力ペットバトルに選ばれた。

更に選ばれたのは、虎太郎達だけではなく、他の2人も2匹も選ばれていた。





そこからは、血みどろ戦いだった。


虎太郎は、剣山と逃げた。家の中を、縦横無尽に。

斬は、空気を切って攻撃してきた。




勘九郎は、指先から空気を飛ばして襲ってきた。




「俺がこの家をもらう」

「そうだ!祐介の家だ!そしてこの異能力ペットバトルってのも勝ってやる」


「いいや俺がもらう!」

「お前らが俺達に勝てるわけねぇよ!」



虎太郎が大好きな兄達は、こんなんじゃない。剣山が大好きな弟達は、こんなんじゃない、虎太郎と剣山は、涙が止まらなかった。



「先にお前を倒してやる」




「俺も倒してやる」






斬と、勘九郎は、構えた。虎太郎達は、後回しにした。




斬の能力が、勘九郎の身体を切りまくる。




勘九郎の能力が斬の身体を打ち抜きまくった。


周りに血が飛び散り、ひどい声がたまに聞こえた。

虎太郎と剣山は、この戦いを黙って見ていた。絶望な顔で、すると




勘九郎の首が取れ、斬の脳みそがぶち抜かれた。

その瞬間、隆起の足も手も首も取れ、祐介の、身体中から血が出てどちらも死亡した。



「・・・・」


虎太郎には、返り血が飛び散っていた。その瞬間後ろに何か気配がして振り返だだが誰もいなかった。


「こたろう」

「・・・・何」


この時決めた。


「俺達がこのバトルに勝って、お前の病気を治してやる」

「剣山」


死骸達の前で約束した。





「ゴホッコホッコホッコホッコホッゴホッ」






ありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!

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