10話 出会う時はトカゲの尻尾切り
すいません!久しぶりの投稿です。
よろしくお願いします!
今回は、いつもよりさらに短いです!
どこで分けるか、わかんね〜
辺りは、6時なのにまだ明るくとても暖かい。
禎とサシミは隆弘達と別れた後、家に帰っていた。
(洗濯物早く取り込まないと)
「おい、ただし」
(晩御飯どうしよう)
「おい、ただし」
(作るの面倒だしなー)
「おい!ただし!」
「うわ!な・・何?」
禎は、隆弘達と別れた後からずっとこんな調子である。
「ちっ!なぁ何であいつらに協力しねぇんだよ」
未だにサシミは隆弘達と手を組む事を断ったのが、理解できなかった。
「さっきも言っただろ。僕には、無理だ。戦うなんて、もうあんな痛い思いをしたくないんだ」
ベルベンに肩をやられたことも、ニワトリに気絶させられたことも、禎には恐怖しか残さなかったからである。
「ちっ面白くねーな。おまえって」
「はは、そうだね」
「で、これからどうすんだよ」
サシミはこれからのことが気になった。
「このまま何もしないと、いつかはやられるだろうし相手が悪かったら殺されるかもしれないだろ。あのニワトリのように。まぁ俺は負けるつもりはねぇけどな」
禎を気絶させたニワトリは、何事も無かったのに急に、炎が舞い上がった。更にその炎は全く消えなかったのだ。異能力ペットの可能性がある。
つまりその異能力ペットは何の迷いもなくニワトリを殺したのだ。
禎は、サシミを見ると
「できるだけ家から出ないで逃げまくろう。サシミも家から出ないようにして」
「ホント面白くねーそんなんでいい・・のか・よ」
禎とサシミが喋りながら家に向かっていると、前から一人の男が、歩いてきて禎達の前で立ち止まった。禎が不思議に思っていると
「君達も、このバトルの参加者か」
気付いていなかった。男の下に二足歩行のトカゲがいたことに。
「!」
「本当に休めねぇな」
サシミは、自分の腕を怪物にした。その瞬間
「!・・くっ!」
酷い痛みに襲われた。
(チク・・ショウ今になって・あの石投げ犬の・・攻撃・・・が)
サシミの体は、ベルベン戦の時の傷が、怪物になった途端痛みだした。
「サシミ!どうしたの!」
禎は、サシミの元へ駆け寄った。相手のトカゲ達は、攻撃のチャンスなのに全く攻撃をしないそれどころか。
「大丈夫か!猫くん!」
トカゲがこちらに近づいて来た。
「猫くん!しっかりしろ!痛むか!」
赤髪の男も、駆け寄って来る。
「えっと・・・その」
禎が困惑していると
「君!この猫くんを取り敢えず何処か休める場所まで連れて行こう」
赤髪の男が、苦しんでいるサシミを抱えて禎にそう言った。
「あ・・はい」
この出会いが、これからの禎達の運命を変える
残り・484チーム
これからこのペースかもしれませんがよろしくお願いします!




