8話 野原滑稽
大きい声の人は、元気があっていいと思います
遅れてしまいました。
よろしくお願いします!
「コケェェェェェェェェェェ!!」
「ぐっ!」
またニワトリが大きな声を出してきた。禎は自分の耳を抑えたがやはり意味がない。そのとき
「ただしぃぃぃ!」
サシミがすごい行きでこちらに突っ込んで来た。
「!・・サ・・・シミ」
サシミは右上を怪物に変え、飼育小屋ごとニワトリを殴ろうとしたが
「っち、ペットが来ちゃったコケ。まぁいいコケ。ふーーーーーーーーーーコケェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!」
「ぐおぉぉぉ!うる・・せぇ!」
サシミはニワトリの声にひるんでしまい、禎と同じく耳を抑えてしまった。
「コケェェェェェェェェェェ!!」
「近くで聴くと・・すげぇ・・・な。こんなのずっと聴いていたら耳・・・・すげぇ悪く・・なるだろうな。」
「そんなこと・・・いってる・場合じゃ・・ないよ。早く・・ここから・・・逃げようよ!」
サシミの言った通りこんなゼロ距離で高性能スピーカーから最大音量が流れているような声を聞いていたら、耳が悪くなるどころか、耳自体が潰れてしまう。だから禎はこの場から逃げようとしているのだ。だがサシミは
「バカ野郎!またテメェ逃げるのかよ。俺は、逃げねえからな!あのムカつく顔してるニワトリを俺は・・ぜってぇ潰す!」
「そんなこと言った・・て。・・・そう・・だ。雨森さんを呼ぼ・・・う」
「誰だよ・・それ」
「同じ、異能力ペットバトルに選ばれた子だよ。
僕読んで・・・くる」
「!おい・・ただし!」
禎は自分の耳を抑えながら智晴を呼びにいった。もしかしたらもう帰ってしまったかもしれない。どこにいるかはわからないが、智晴を探す為走り出した。
「コケェェェェェェェはーはー助け?そんなの呼ばせないコケ、いくコケ、最大音量
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーコケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!」
ニワトリが出したその声はさっきの声とは比べ物にならないくらい凄い声だった。禎はその声をもろに聴いてしまったのだ。
「が!・・うるさ・・・い」
(なんだ・これ・・意識・・・・が)
禎は事切れるように、前かがみに倒れてしまった。
「ただ・・し!」
サシミは耳で声を抑えているだけでいっぱいいっぱいだった。するとニワトリが
「はーはーはーやっぱりきついコケ。でもこれで飼い主の方は、気絶したコケ。お前は、今能力を使えないコケ!コーケッケッケー」
ニワトリはサシミを自分の翼で指しながら笑った。
「だからどうしたってんだよ」
「コケ?」
「お前の笑い方、スゲェ滑稽だったぜ。ニワトリだからか。」
「なんだとコケェ!」
「俺は、テメェみたいなやつには、負けねぇよ。つーか、負けられねぇんだよ!」
「うるせぇ!コケェェェェ !黙って気絶しとけコケ!ふーーーーーーコ「そこまでだ」コケ?」
ニワトリが息を吸い込みとどめを刺そうとしたとき何者かがそれを止めた。それは、
「誰だコケェ!お前らが来るなんて聞いてないコケェェ!」
「お前らは」
「やっぱり君は面白いな。サシミくん」
隆弘とあんころだった。
残り・486チーム
ありがとうございました!
次もよろしくお願いします!




