佐々木大和の日常(その3)
佐々木の日常編はこれにて終了とする!!
どうでもいいがこれが私の日常である。
バスに揺られて30分が経過しました。
「やっと」
「やっとか」
ピンポンパンポーン『アカドリノヤド、アカドリノヤドデゴザイマス、オワスレモノノナイヨウ、オオリクダサイ』
宿につきました。とりあえず
「何か飲み物買うか」
自動販売機にて緑茶と水を購入
「それにしてもこの宿でかいな」
「たしか軍人も利用するからとかの理由で軍人用の部屋が有るみたいだよ」
大きさは先生と昔来た時に『大体病院の大きさと同じかそれ以下』とか言ってたな……
「さて、服と食料を買い漁りますか」
飲み物を飲み干した私達は、ゴミ箱にちゃんとペットボトルを捨て宿屋に入ります。宿屋の中はいたって普通の
「てめぇ! 俺の酒だぁ!!」
「俺の金で買った物だ!!」
ドンガラガッシャーンと物が吹き飛んだり、バッキューンとピストル音がします。
「おい、佐々木本当に軍人も使っているのか?」
「いやー、先生に聞いて」
それにしてもなーんかいつも以上に異常に盛り上がってるんだけど
「店主のおっちゃんなら知ってるかな?」
とりあえずカウンターにおっちゃん居るから聞いてみよう
「流れ弾とか大丈夫なのか?」
「それなら大丈夫」
喧嘩の発生地帯を指差すとカーンカーンと流れ弾が何かに当たっているのが見える。
「喧嘩とか発生したらこの宿、強化した防弾硝子がその周辺を囲むようになっているみたいだから……多分大丈夫!」
ずいずいーっと奥のカウンターまでたどり着くと。渋いおっちゃん店主がグラスを磨いています。
「おっちゃん、おひさー」
「あの先生の所の患者か」
グラスを拭き終わったのか止めたのか、持っていたグラスを棚に戻しながらおっちゃんは話ました。
「患者じゃないよ! 助手! 助手!」
「そっちは……」
オルフェウスの方をおっちゃんは見ました。
「我が名はオルフェウス!」
「キャラぶれブレのオルフェウスだよ」
「なるほど、今日はそれにしても何のようだ?」
「食料の買出しと、オルフェウスの服を買いに来た」
1時間後
「今日の金額合計で8万9千ギンだ」
(※ギン=円のこと、1ギンは1円になる)
財布をポケットから取り出しおっちゃんに渡す。
「相変わらず汚い財布使ってるんだな」
「先生に言ってよ、私は買いなおせーって言ってるんだよ」
おっちゃんは財布からその分の金額を取り出す。
「何故、自分から金を渡さないんだ?」
「昔からこうだよ?」
じーっとオルフェウスがおっちゃんに視線を向けていると
「あの先生はどうやって金を稼いでるかまったく分からん、偽札を入れているかも知れないからな、仕方なくだ」
そうったんだ
「偽札なし、ほら返す」
「ん、ありがと」
数十日分の食料とオルフェウスの服、ついでにお菓子の材料を購入した。
「佐々木、どうやって持って帰るんだ?」
カウンターに置かれた物が大量に入った紙袋が5つ
「気合で持って帰る」キリッ
「なんでだよ」
後ろから先生に煙管でチョップされた。
「何故! お前が!」
オルフェウスが驚いた表情で先生の方を向く
「何故ここにいる? だろ? 簡単だバスに乗ってきた。どうせコイツの事だアホみたいに買い物したんだろう」
「いつもは1万だが、今日は服代入れているが、材料費で2万を越えている」
「だろうな」
さすが先生エスパーか!!
「まあ、今日は3人だ多くても持って帰れる」
「さすが先生! 頭いい!!」
「お前が馬鹿なだけだ」
煙管チョップ
「帰るぞ」
「はーい」
「またのお越しをおまちしております、先生」
「そういえば珍しくここが荒れてるな」
「それは伯爵様がお見えになりましたので」
「……まじか」
帰りのバスにて
「先生それにしてもよく来ましたね」
「まあ、嫌な気配がしたんだ」
「嫌な気配?」
「まあ、気のせいだったが」
オルフェウスは新しく買った服を見ている
「そういえば、オルフェウス」
「何だ?」
「病院にも服があった。まあ、病人服だけどな」
「ふっ、それは夜に儀式用の服として」
「ようは、パジャマでしょ」
こうして私の日常は過ぎていくのでしたとさ。
登場人物紹介その2
佐々木大和
種族:人間 人種:影虫 年齢:14歳
身長:152cm 体重:47kg バストサイズ:Eカップぐらい
髪の色:白 目の色:赤(右目は眼帯をしているので不明) 肌の色:色白い日本人
能力:不明