プロローグ
冬の終わりが近づき、受験生である俺は朝も昼も勉強に明け暮れていた。
いや、普通ならば明け暮れていないとおかしいのだが………
俺の名は、八神 玄斗。決して何処ぞのラ◯ト君とは知り合いではない。
俺は、高校3年生。一応、難関大学を目指している。
俺は勉強の息抜きに家の近くにあるコンビニに、行っていた。
「あーとうございやしたー」
若い定員の気の抜けた声を聞きながらレジから離れて店を出る。
時間は、夜の12時30分を少し回ったところ。行きつけのコンビニで、コーヒーと糖分補充の為のお菓子を少し買って店を出ようとしたとき………
深夜だと言うのに突然目の前が真っ白に染まった。一瞬なにが起こったのかわからなかったが、次の瞬間、激しい破壊音とともに強い衝撃が俺をおそった………
薄れゆく意識の中で、俺は『あぁ、俺の人生…終わったな。くそぅ、結局全クリできんかった………』
と、やり残してきた数々のこと(主にゲーム)を後悔していた。
他に思い残すことはないのかとツッコミを受けそうだが、面倒な仕事を押し付けられていた身としては息抜きであり生きる意味だったゲーム以外の未練はない。
「く…そぉ……来…月なら……一つくら…い全クリ……出来たのに……さぁ……」
特に痛む脇腹に手を当て、薄れゆく意識のなか世迷言のようは恨み言を呟く。
こうして、八神 玄斗の短く儚い人生が終わりを迎えたのだった。
初めての作品です!
色々と間違えや、下手くそな所があると思います。
ですので、もし気がついたならばどしどしおっしゃっていただければ幸です!
よろしくお願いします!