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隣の席の石川さん  作者: 木石 律歌
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始めに。

 僕の隣の席は石川さんです。

成績も容姿も性格も先生からの信頼も普通です。

ただ普通じゃないところといえば、


『おはよう。』


僕にはなぜか文字で話しかけてきます。

詳しく言うならPDAに打ち込まれた文字で会話を成立させています。

時々忘れたのかノートで会話を成立させています。

なんでそんなめんどくさい会話方法をするのかと聞いたことがありますが

無視されました。


「おはよう。」


でも、打ち方はマスターしたらしく打ち間違いや会話のテンポがすごく遅い以外は多分普通に会話できていると思います。


石川さんは普通であって普通じゃありません。

いつも本を読んだり、寝たりしています。

今日はおはようと打ってくれたので何かいいことがあったみたいです。


石川さんは普通であって普通じゃありません。

そんな彼女に少し興味がある僕です。

もう少し一緒にいたいと思える人です。


石川さんは普通であって普通じゃありませんが

一緒にいて楽しいと思います。


なので、僕はもう少し


『今日の一時間目は何?』


このままでいようと思います。


 

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