表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Old Remember,Now Me.  作者: 玲於奈
13/15

まだまだ 盛山 けやきの場合

なし

まだまだ 盛山 けやきの場合



「最後の衣装は、黒のふわふわスカート。

 茶のジャケット。

 これらは今年の旬、

 きっとあなたに似合うはず」


ラブリンこと、吉井 杏さんが

ほほえんで言う。


私は杏さんのようには

なれませんが

精一杯がんばります。


その氣持ちだけは伝える。


さらに

足下もすごい

ショッキングレッドの

スポーティーなスニーカー。


素晴らしいほど

おしゃれセンス

抜群。


場内が暗い中

ピアノの音色が流れ出す。



うきうきの私だったが

ピアノコンサートの

出だしに驚いた


ショパン「エチュード」

日本では別れの曲として名高い。


静かな流れ。


曲は徐々に高まっていき

終わった。


照明が明るくなって驚いた

金さんがピアノを

ひいいていた。


タキシードで一礼をする。


圧倒された、

されっぱなしで

言葉もでない。


何か台詞をいわなければならないが

言葉が出なかった。


助かったのはプロンプター。

文字がガラス板にながれていく。


最後のトリをかざる人々も

整然と

配置についていく


会場の空氣を乱してはと

心をこめて

落ち着いてしゃべり出す。


「最後になりますが、

 皆様でうたってもらいたい歌がございます。

 深夜の雑談番組でもおなじみの小山氏が作曲。

 何年か前の紅白でも歌われました。

 そうあの曲です。


 最後にみなさんで合唱するのは

 「ふるさと」であります。」


イントロの

ピアノがながれる。


コンサートドレスで

あやさんが

ピアノをひく。


その脇を

指揮をしながら

登場する御仁。



だまされた


そう

平川先生であった。



なし

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ