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Old Remember,Now Me.  作者: 玲於奈
10/15

有村 あやの場合

なし

有村 あやの場合


金さんの連れてきた美人秘書。

名前を有村 あやという。

御年、28歳。


なんですと。

同い年


そこから

話は早かった。



さらに聞けば、

道都大学の助キョー。


しかもピアノ専攻。


音楽家であらせられる。

私と違って

渡っていっていらっしゃる。


そんな素敵な方を

秘書ごときにつかう

遠山

でてこーい。


おきにの歌手を最後の最後に

つかう歌番組のよう。



「あいつには

 いつもいいように

 つかわれる」


あやさん

遠くを見る目。


そこに

何があるのか知るよしもないが

私きっぱり


「あやさん、

 あいつはそういう奴です」


というわけで

さっそく二人で

衣装あわせ。ショップをまわる。


さすが同世代

非常に盛り上がる。

お金も氣にしない。


その日の別れ際


あやさんが

私のイメージをこう語った。


「あなたは

 デルフィニウム。

 自然界では希少

 真青な華。

 そう

 手あかのない

 クリーン、スマートなイメージ」


「あいつも

 馬鹿じゃない。

 そこを目指しているのよ」



私と言っているが

この会自体のことを指していたのだろう。



そして迎えた

12月28日 午前11時

 

札幌駅に直結した

商業用施設

ステラプレイスが会場。


ただただすごい吹き抜け。

昨日あやさんと下見した。



11時スタートから

私のスケジュールを

逆算すれば


朝5時起床の

タイトなスケジュール。


さてさて

美容院。

メイク。

話し方。歩き方。

リハーサルと続く。


これが私の進む道。


お昼に向けてショップに

お客が入り出すその頃を

見計らって

手始めは


①ファッションショー。

②続いてダンスユニット。

③コンサート


と今年の芸研は続くらしい。


内容から見れば


昨年の企画はどこへいったのか。

お金が出す人が全てか。

心がないようにも感じた。


平川先生、

あなたはどこに行くのですか?




なし

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