町はずれの
40→40 12/20 22:00 時点
偶数②追いかける に決定されました。
≪鉄の手≫は両手に装備される小手だ。ひとつはここに巾着袋とともにあり、もうひとつは現在、ここから離れるように移動している。そのことは英霊の武具から発せられる魔力でわかる。
「≪鉄の手≫を尾行するための発信機がわりにするとはね」
「しばらく泳がせて、ネグラについたら向かうとしようか」
なにもあせって追いかける必要はない。こちらはゆっくりと追跡を行えばいいだけなのだから。
二人で町を散策しながら補足者の動きが停止するのを待った。
夕暮れ時、日が月に変わるころ。
二人は町はずれの教会の前に立っていた。 ヴァルハラの廃墟を思い出させるようなうらさびれた印象、それにところどころ崩れており、もうながいこと改修もされてない。そんな教会であった。
「オレ達のホームに似ているな」
「というよりも、これはもしかするかもしれないね」
彼女がそういうのはおそらくこれが遺跡の一部かもしれないということだろう。たしかに風化は進んでいるが、この都市にはない前時代を思わせる文化的外観をしている。
外からでもいくつかの灯りが見えることから無人ではないことがわかる。様子を探るといくつかの声が聞こえてくる。大人のものではない。
幼く無邪気なものが混じっている。子供たちのものだ。
「≪鉄の手≫の片方はここにある。間違いなくな」
廃墟がスリのアジトに使われているというよりも貧しい孤児院という感じだが、はてさてどうなのか、とりあえず正面から伺うことにしよう
今回選択肢はありません。




