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ロンリーウルフ誕生

廃れた学園、リア充共に物申す

恋人がいるだけで評価される学園なんざ

俺がぶっ潰す!


たちあがれ!ロンリーウルフの戦闘員よ!

そして、たちあがれ!俺の股の

ロンリーウルフよ!


たぎれ!俺のパトス!

「リア充?フッそんなの死語だ!

これからはそう、ソロ充だ!」


そんな演説がこの西暦20XX年の日本のとある高校で行われている。

顔に、「ソロ充」と書かれた仮面をかぶった

変な男が体育館に設置された画面に

写っている。


この高校では、ランク制になっている。

学力順?違う。スポーツなどの実績?

まるで関係ない。

じゃーなにかって?


そう、それは本来のリア充の定義

日常生活に満足をしているという

意味の方ではなく、最近誤って使われる

恋人がいることこそがリア充だ!

という恋人がいない人には耳の痛い

いみのほうでのリア充度によってランク分けされている。


そう、だからどんなに頭が悪かろうと

勉強ができなくてもリア充だったら

いわゆるエリート組になることができる。

言わなくても分かるとは思うが恋人が

いなければ当然エリートになることは

できず恋人一人もできないコミュ障.ヘタレ

など大変不名誉なレッテルをこれでもかと

貼られる。


しかし、恋人がいなくなる。いわゆる

「もうあなたとは終わりよっ!」となると

その二人はもれなく非リア組に落ちてしまう

そこはシビアなことになっている。

男女差で全員できるとは限らないだろ!

との声もあがるだろう。


そこは安心してほしい。なんとこの学校

あらゆる面で男女比が5:5。つまり極端に

言うと学校の生徒全てがリア充でも

おかしくはないのだ。


「リア充の何が偉い?諸君に問おう。

リーダーとしての素質がある人と

ただのリア充。どちらがよい方向へ

導く人材かね?」

演説つかれる。しかし、ここは非リア代表

として任務を全うしなければ。

何を隠そう、この変態仮面男はこの主人公

相葉 櫻だ。


仮面男の演説に賛成の声をあげるものも

いれば、反対もいる。ましてや、演説など

聞かず、ベロチューしてやがるカップル

もいる。


「私はここに宣言する。非リア代表として

この学校のリア充だけでなくこの制度ごと

駆逐してやる!!」

くぅ〜、俺かっけぇ〜。


「私に賛同するものは、共に戦おう!

そう、組織ロンリーウルフとして!」

完璧だ!


体育館が熱狂で包まれるのを肌で感じる。

人の上に立つというのは気持ちがいい。

この演説ですくなくとも全校生徒2000人

のうち800人の非リア戦闘員は確保できた

はずだ。俺は負けない。


ホテルか夜の公園、もしくは放課後の教室

でヤりまくるリア充を許さない。

ヤった自慢話を休み時間に聞くのも

もう十分だ!


俺の股間をギンギンに暑くたぎらせた

報い受けてもらう!!




勢い命

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