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少女は本を燃やす  作者: 流German
3/9

第3話:炎天下で君と

第3話になります。話が進んでいきます。

 春は刹那だった、結局私が本を読めなくなった理由はハッキリとはしないまま、いつの間にか汗が垂れる季節となる。

 何時かどこかで、夏は逃げ足が早いが、簡単に追い付いてくる。と見たことがある。素敵な言い回しだ。


 夏休みに入る前には、私が春に話しかけた女の子とは別に、その子との友達とも仲良くなっていった。

 クラスからは変人集団と思われていたかもしれないが、私はあまり気にしなかった。まぁ、思われていたかも分からなかったが。


 やっぱり名前が思い出せないので、春に話しかけたことをAと呼ぼう。他の友達は確か…


「あ、わたし仲山 蓮っていうの よろしくね?」


「…僕は水面 優一 、です。」


「あ、わ、わたしは 歩山 凛です」


『…みんな緊張し過ぎよ』


私含めて見た目の性別は、全員女子だ。深くはまだ思い出せない。


 部活は…なんだっけな、水面さんが陸上部の助っ人要員だったけど(大会等の補欠)、それ以外の皆んなは漫画研究部で、他に部員もいなかった(Aが仲良しの友達で立ち上げた)。

 水面さんも忙しくない時は皆んな集まって、よく漫画を描いてたりしたものだ。

 今考えたら、Aの趣味もこれに起因するものだったのだろう。

 

 私は文字だらけの本は相変わらず読めなかったが、漫画を読んだり、少しずつ描いてみたりは始められた。


 そして夏休み直前━━

 炎天下の眩しい陽を避けるように、喧しい蝉の木の下で、私は1人で居た。

 その時にAは私に話し掛けた。


『ごめん、凛。ちょっと聞きたい事があるんだけれど』


「?なに?」


『凛の体験談を元に、漫画を描きたいのだけれど、いいかな?』


読んで頂きありがとうございます。よければ感想を述べたり、話の拡散をして頂けると嬉しいです!

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