表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/55

閑話 脱出後

主人公をどうしていくかまだ決まってなくて

今回は閑話をはさませてもらいました! 

次は話がようやく進むと思います!!!!


俺が意識を失ったときクラスメイトはダンジョンの入り口まで戻っていた。


皇 梨華視点


「はぁ、はぁ、はぁ」


ここまで全力で走ってきてさすがのみんなも疲れているようだ。


「皆さん!大丈夫ですか!疲れているところ申し訳ないのですがちゃんと全員いるか確認したいので班ごとに報告お願いします!!」


騎士の人が私たちにむけてそう言った。


「1班は全員いるな」


「はい、いますよ」


私は朱堂くんにそう報告しました。朱堂くんが騎士の人に報告しにいって、他の班の人も報告してるなか


「6班一人いません」


「誰がいない?」


そんな報告が聞こえてきました。


(確か6班は立花くんがいた班じゃ)


私は嫌な予感を抱きながら、その報告に耳をすませていると


「立花くんがいません」


一番聞きたくないものを聞いてしまい、私の頭の中は真っ白になりました。


「彼には隊長とロイドが一緒にいるはずだ。だから大丈夫だろう」


その言葉を聞いて安心しましたが、それでも胸の内にある不安は消えてくれませんでした。


それから、5分ぐらい経ちました。その間不安に押しつぶされそうになりながらも、立花くんが無事に帰ってくるのを待ってました。


そんな中ダンジョンの中から誰かが出てきました。


そこにはエストさんと6班の監督役のロイドさんがいました。でもそこには彼の姿がありませんでした。

私は駆け寄っていき


「すみません!かれは!立花くんは!!」


詰め寄って質問しました。エストさんたちの表情は暗く最悪な想像をして気を失いそうになるますがなんとかたえてエストさんの返答を待ちました。


「彼はミノタウロスとともに奈落のそこに落ちた」


でてきた言葉は最悪な想像を現実にしたものでした。私は自分が今立っているのかも分からなくなり目の前が暗くなって気を失いました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


赤城 怜奈視点 


「梨華!!!」


エストさんから聞いた報告で梨華はフラッとして地面に倒れそうになるがなんとか支えることができた。


「すまない!隊長である私がいながら彼を連れ帰ることができなかった。本当に申し訳ない!」


エストさんはそう言いながら頭を地面につけた。


「頭を上げてください!そして何があったのか説明してください」


10分後


私と朱堂君、恩田先生で説明をきいた。


「エストさんは立花くんが落ちたところはみても、死んだところは見てないんですよね?」


説明のなかでエストさんは彼が死んだとは一度も言ってなかった。


「確かに私は彼が死んだところは見ていない」


「じゃあ!もしかしたら生きてるかもしれないんですね?」


恩田先生は希望をみつけたかのようにエストさんに質問した。


きっとその可能性は


「残念ながら仮に生きていたとしても、彼のステータスではとうてい生き残れないでしょう」


エストさんは沈痛な表情でそう言った。


「そんなぁ」


恩田先生はその言葉を聞いて落胆していた。


(梨華になんて説明しよう)


説明した後のことを考える気持ちが重くなる。


それから、私たちはこのことをクラスメイトに伝えた。


クラスのみんなはようやくここでこの世界の命は日本に比べて軽いものだと実感し、次は自分なんじゃないかと思っているような顔だった。そこに朝に浮かべていた楽観的な表情をしているものはいなかった。


「今日はここで解散にしよう。みんなも気持ちを整理したいだろうし、また明日今後どうするか決めよう」


朱堂くんがそう言ってその場は解散になった。


「赤城、皇のこと頼む」


「分かってるわよ」


朱堂くんとそんな会話をして、私は梨華の部屋に向かった。


コンコン


「梨華入るよ」


私はノックをして部屋に入った。


部屋に入ると梨華は目を覚ましていて、体を起こしていた。


「もう、大丈夫なの?」


私は近づきながら梨華に問いかけた。


「ッ!大丈夫…なわけないか」


梨華の目元は赤く腫れてさっきまで泣いていたことが分かる。


「ごめんね、こんな時に倒れちゃったりして」


梨華は心配かけないように無理して笑いながらそう言った。


私は伝えるか伝えまいか迷ったけど伝えることにした。


「エストさんは立花くんから私たちに伝えてって言われたことがあるんだって。聞く?」


伝えることにはしたが聞くかどうかは梨華の判断に私は任せた。


「・・・・・聞く」


少し考えて梨華は聞くことにしたみたいだ。


「じゃあ伝えるね。〈ごめん〉だって」


その言葉を聞いて梨華は我慢ができなくなったのか私の胸にとびこんできて声を殺しながら涙を流した。


「・・・っ・・うぅ・・・ひっぐ・・うぅ」


私は梨華が落ち着くまで頭を撫で続けた。


「ありがとう。怜奈ちゃん。少し落ち着いたよ」


「それでねもう一個聞いてほしいことがあってね」


「なっなにかな?」


梨華はビクッっとしながら聞いてきた。


「これはねもしかしたらの可能性だけど。エストさんは立花くんが死んだところをみてないの」


死んだって言葉に梨華はまた泣きそうになったけど


「落ちていくところしか見てないんだって」


「うん」


「立花くんは死んでなくてまだ生きてる可能性があるってこと」


それを聞いたら梨華の目から涙があふれた。


「そっかぁ~よかったよ~」


「でもね、私たちはまだ弱い。だから強くなりましょう!立花くんが生きてると、信じて迎えにいきましょう!そして一発ぶんなぐってやるの!心配かけるなって」


「ふふっそうだね!こんなところでクヨクヨしてたらだめだよね」


無理した笑顔じゃなくて、梨華本来の笑顔で笑っていた。


(もう大丈夫そうね)


「それじゃあ、「一発ぶんなぐるために強くなろう」」


私と梨華はそう宣言して夜おそくまで喋っていた。



どこかの一室


「手筈通りに排除できたようだな」


「当たり前だろ、僕を誰だと思っている。それで約束のものは」


「これがお前の求めてい隷属の腕輪だ」


「っ!これで、どんなやつも僕の言いなりにできるんだな?」


「えぇ、ただし自分より相手が強すぎると効果は薄くなるぞ」


「ふん!なら大丈夫だな。僕は最強だから!これで皇さんは僕のものに」


「くれぐれも今回の取引がばれないように頼むぞ」


「あぁ」


どこか上の空の男を置いてもう一人の男は部屋を出て行った。男が部屋を出て行ったあとその部屋からは

不気味な笑い声が漏れ出ていた。


「ぐふふふふふふふふふふふ」


異世界7日目終了


すこしでも


面白い!


続きがはやく読みたい


と思っていただけたら評価・ブックマークおねがいします。 


評価・ブックマークしてくれたら嬉しいです。励みになります!!


次回更新2月3日です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ