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アブソリュート・トラッシュ  作者: 三篠森・N
第3章 絶対零度
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第19話 アブソリュート・シーカーの最期

「引っ越そう」


「引っ越しィ?」


「フジがメロンにここを割らせる気だった」


「おかしなこと言っていいですか?」


「どうぞ、ヒトミちゃん。おかしなことなんて何もないわ。おかしなことを言っても耳を傾けて意見として検討し、選択肢に入れる。それが集団ってものじゃない」


「さっすがロード。じゃあおかしなこと言いますけど、フジを閉じ込めたお化け屋敷にはメロンもいて、そのメロンを辿ってジェイドが来る。こういう流れですよね? で、メロンを殺させることで時間を稼いでジェイドを連れてくる。超簡単なんですけど、メロンがここを割っても移動手段を持つのはジェイドだけなんで、ジェイドを殺したらどうです?」


「超イケてる意見ね。最も合理的な答えよヒトミちゃん。九十九点」


「マイナス一点は何故?」


「ジェイドを殺すなんて……。悲しい別れになるわ」


「ジェイドを倒す手段がないってのが理由じゃないんですねぇ」


「教えてあげる。ジェイドを殺す手段はあるしそれは一人暮らしで作るペペロンチーノより簡単。でも愛着や感傷と言ったものがそれを阻むの。みんながジェイドを殺したがってる。わたしでいいの? ってずっと思ってたし、あいつは死なないとどこかで思っていた。外庭くんがうらやむなぁ。でもヒトミちゃん、ナイス意見よ。背中を押してくれてありがとう。理性で正論をぶつけてくる人がいないと独りよがりになっちゃう」


「並行してメロン、メッセも潰せるとなおいいですねぇ。そう簡単にジェイドを倒せるなら苦労はしないし、ジェイド、フジ、メロン、メッセを潰せればレイが敵討ちにXYZ様に挑むシナリオが美しいです。あ、そっか。お化け屋敷のフジとメロンを潰せばもっと楽か」


「フジは潰せないけどね」


「ナニユエ!? フジへのこだわり強すぎますよ」


「フジはここに閉じ込めてイツキちゃんのバリアーが完成するまで飼い殺す。あいつから学べることは多い」


「う~ん、ジェイドとメロンとメッセを倒せばもう何も遠回りせずに済むんですけど。XYZ様にレイを倒させて、XYZ様を初代に倒させる。これが終わればイツキちゃんだってもう戦わずに済む」


「あまりにもドライすぎるわね。イツキちゃんはゴア族として覚醒した。もうきっと人間に戻ることは諦めている。ならより強くして、トーチランド解散後のケアをしなきゃ。でもいいわ。ジェイドとメッセには死んでもらいましょう。ヨルちゃん、メッセをお願い。Bトリガーはどれにする?」


 目ヶ騷(メガサワ)(ヨル)(22歳)! 托卵ゴア族でフクロウの巫女!

 托卵ゴア族の能力は“超歌唱力”! イツキ、ヒトミ、ジョージと違い、彼女の托卵ゴア族の能力は、覚醒前の彼女の生活や目標の邪魔をしないものだった。何しろ歌うことが大好きで、ストリートで歌っていれば客は唸るほど集まる。かつてのイツキと同じく努力の先に身に着いたような能力だが、世界一の歌姫を目指す彼女の生活や目標は大きくアップデートされ、化け物であることを受け入れるどころか感謝すらしていた。

 表の世界では実力の代わりに運に恵まれない知る人ぞ知るインディーズの歌手で、熱狂的ファンも多くトーチランドを度々留守にする。

 斜に被ったブカブカのキャスケット、刺激的な色彩と文言がプリントされたTシャツ、デニムのホットパンツにカラコン、ピアス代わりの安全ピン。派手な衣装も人気の秘訣だ。しかしプライドが高く気が短すぎることで数々のトラブルを起こし、実力は十分なのにレーベルから何度も解雇された。

 特に「髪の毛の色がクソ」とバーで見ず知らずのギャルに枝豆のカラを投げつけて遊び、「やめてください」と言いに来た相手に突如激高して衝動的に前歯をへし折ってしまった事件ではついに逮捕となり、デビューの話がおじゃんになった。


「いつものウインストンでいく」


 悪食怪獣ウインストン!

 鳥類の特徴を持ち、なんでも食う! なんでも腹に溜める! なんでも吐き出す! かつて地球で暴れた個体はミリオンの光線や防衛軍のミサイルまで飲み込んだが斬首された。そのウインストンのBトリガーが装着された巨大で異形のサスマタを担ぎ、ヨルが外に転送された。

 あんなメッセも百戦錬磨。いきなり目の前にヨルを突き出しても瞬殺される。ヨルとウインストンの能力はシナジー効果がバツグンだが闇討ちには不向きだ。ヨルもシャバの空気に少しずつ慣れながら、メッセを探す。




 〇




 種子島の空き地にいくつものクレーターが出来ている。そのほとんど全てがイツキの脚力によるスタートダッシュや急停止で爆ぜたものだ。

 カイの不安要素は的中だった。重い装備を脱ぎ捨て、クジーのBトリガーを使用出来なくなったイツキの速度は常識を超越し、機動力の一点においては寿ユキ以上、生身の人間としては宇宙最速かもしれない。


 真正面から向かってくる! と思いきや急カーブで側面からローキック!

 “鏖”の弾を撃っても散弾が散る前に銃口の横に入られる!

 “電”の弾すら避けられた。“水”……。“水”ならシャボンを何発か浮かばせれば当たるかもしれないが、あの弾はもう使いたくない。

 横っ飛びの先に足場を作って死角から放たれる加速したキックで左右の動きがカイの選択肢から消える。真正面はもっと無理だ。格闘の威力では頑馬、ユキには劣れども、「こんな速度で動く人間がいる訳ない」と訓練ですら想定していない動き。ならば後ろだ!

 逃げなくては……! これは敗走ではない! 拳銃という武器の特性、頼りになる“鏖”の活きる距離は接近戦ではない。戦略上、距離を保つための起死回生の逃亡! だがその判断がもう間違っているのだ。イツキが宇宙最速級のランナーならば逃げることすら出来ない。しかしカイは敢えて足場の悪いサトウキビ畑に隠れ、イツキの足を封じる策に出た。サトウキビは硬い! 手でかき分けながら進むカイと違い、無理にダッシュすればスピードが裏目に出てサトウキビでバインバインに顔面を強打するはずだ! 土もダッシュの邪魔をする。一縷の望みだがこれしかない。


「アシャア!」


 イツキが後方にバリアーを張り、三角跳びでサトウキビを飛び越える高さに到達した。前方にはガサガサノロノロと進むマヌケがいる。宙返りし、バリアーの天井を蹴ってカイの予想進路の上空で待ち伏せた。バリアーの足場もイツキの足には負けて多少破損するが、フカフカの土よりは強く蹴ることが可能だ。逃げても簡単に追い越されるのでカイから前後の選択肢も消える。狼の如き恐るべき追跡への執念!

 悲しすぎる。確かに強力な力、燈が喜ぶ能力ではあるが、もう東京ドームのビールのお姉さんは目指すことすら叶わない。この悲しみを少しでも紛らわすためには、自分から化け物の面を強く引き出したカイを殺すしかない。燈が期待し、可愛がってくれている間は自分を傷つけたくはない。

 カイの作戦は大失敗だった。空でも走れるイツキを足場の悪さでどうにかするなんて……。自分がサトウキビに邪魔されるだけだ。前後左右はおろか制空権まで握られ、全ての方向からイツキはカイを襲うことが出来る。

 どの作戦なら成功した? どうすればイツキに勝てた? 何をやっても負けるならどの選択肢でも失敗ではないか。


「もうやめない?」


「はぁ?」


「お前が何回も言った言葉よ。もうやめない? って。やめられる?」


「何言ってんだよお前」


 ガサガサとサトウキビが倒れながらイツキから遠ざかっていく。イツキはすかさずバリアーの床を蹴って先回りした。クキの間からカイのため息まで聞こえそうだ。それでも悲しみに震える自分の吐息が耳障りだ。


「何度も何度もやめないやめない? って……。今のお前ならやめられる? ジェイドに何も持ち帰れずノコノコと帰るなんて出来る? 出来る訳ないよね。ならなんでわたしなら簡単に出来ると思ったの? 言ってみなよ」


「悪かったな」


「謝ってほしいんじゃないのにぃ」


「確かにやめられない。地べた這いずり回ろうが、僕に必要なのは過程と結果、そしてユキに必要なのは勝利と結果だ」


 サトウキビの動きが止まった。強くバリアーの天井を蹴り、カイのいる地点へ逆ジャンプをした。


「アブソリュートミリオン! “鏖”の弾!」


 人智を超越した速度のイツキだからわかる。目の前のサトウキビがゆっくりと切り刻まれていく。最速のはずの自分の動きがドロドロに溶けたように遅くなり、反応が追い付かない。木っ端みじんにされたサトウキビがどんどん近づいてくる。バリアーは間に合わない! 顔は守られたが、防御のために差し出した腕とその隙間の首元に鋭い痛みが走り、じんわりと血が滲む。体感時間と感情と体のコントロールが混乱し、受け身も取れずに頭からサトウキビ畑に墜落した。


「痛い……。痛い」


「っし!」


 前後左右、上まで封じられたカイだが、唯一自由な方向があった。下だ。寝転がって上を見ればイツキは上からしか来ることが出来ない。前後左右はサトウキビが隠してくれる。多少狙いがズレても広範囲に拡散する“鏖”はカバーしてくれる! どう動いても追いつかれるなら動かない! ヤマを張ったというのには根拠の多い判断!

 サトウキビ数本を隔て、カイとイツキは仰向けに倒れて夜空を見上げていた。イツキの打撃のフルコースを食らったカイ、“鏖”がヒットして複数個所に激痛を覚えるイツキ。二人とも満身創痍だ。


「やめるか?」


「嫌だ」


「そうだろうな」


 お互いの姿が見えないまま立ち上がり、深呼吸して心身を整える。

 ユキから教わった基礎、闘志、心構え、プライド、忍耐。全てが糧となってカイを立ち上がらせる力になる。

 燈から授かった力、愛、技、期待、体。感情に任せて涙と一緒にどこかに捨てることは出来ない。

 サトウキビのカーテンを突き破り、日焼けした手が血の滲む青白い手首を掴み、傷の血を溢れさせる。恋人同士ならアリな強引なアプローチだが二人は敵同士。引き寄せられる力は熱い抱擁のためではない!


「ヴァアッ!」


「アシェッ!?」


 右手で手繰り寄せたイツキの首に火の出るようなラリアットを叩きこむ! 種子島に強烈な破裂音と悲鳴が轟き、パタパタと血が土に吸われていく。イツキの喉に無視出来ない痛みと血の味が充満する。もう喉の痛み以外には、後頭部や背中を撫でるサトウキビの感触すら感じない。魘されそうな苦しみの中でイツキは意識を失った。もう何も聞こえないだろう。


「あああああ!!!」


 特にこんな、格下のはずの少年のかちどきの声なんて! 聞きたくもない! 初めての勝利を掴んだ少年の目と喉には熱いものがこみ上げる。

 勝利とはこんなにも輝かしく、美しく、熱い。頑馬が最強を目指すのも合点がいく。ユキも頑馬もこの勝利を幾度となく積み上げてきた。その興奮に酔うことなく、敗北した相手の無念を受け入れる度量。「もう負けない」と誓ったのならそういったものが必要だ。

 でも今ぐらいいいだろう。


「あああ!」


 今のかちどきが一番疲れた。膝を折り、Aトリガーに“光”の弾を装填する。平常心を欠いている今の自分に使用出来るとは思えないが、イツキの傷を治さねばならない。


「イツキちゃんに何をするの?」


 出た! 駿河燈だ!

 カイの頭の約二メートル上に重力とは逆さまに立ち、数歩歩いてカイが見上げるのに不自由のない位置にやってくる。そして地に向かってブラウスの裾をまくり上げた。


「見えるかな? カイ。これはわたしのがお前を産む時についた跡。お前は紛れもなくわたしの息子なの」


「お母さん、もうやめにしないか?」


「それ。それ! さっきイツキちゃんにウザいって言われたよね? わたしの細胞が入ってるならバカって二秒で気付けるような行動や言動は慎んでくれる? 虫酸が走る」


「お母さんの目的は知ってる。理想も正義も各々が違えば相いれないことは仕方ない。でも悪は見過ごせないんだ。お母さんは自分を悪だと言った。なら、やめよう」


「自分で悪って言ってる人間の方がもう治しようもないの。残念(ザンネェン)。でも親と子は別の人格。性格や容姿に遺伝はあってもわたしはお前に何も伝えていない。お前は悪じゃないよ」


「でも悪は見過ごせない。だって僕は……。アブソリュートマンだから」


「フッ……。ウケを通り越してキモいわね。ジェイドにそう教わった?」


「ユキはいろんなことを教えてくれた。イツキを倒した技だってユキに教わった。変身したあなたはまるでメキシコのお祭りみたいな姿をしてるって。若手のプロレスラーがメキシコに渡って一皮剥けてくることはよくあるって頑馬さんも言ってた。ならメキシコの格闘技を身につけようって、ユキと特訓して銃では近すぎる相手への技を習得した」


「キモい、キモい。でもわたしがお前をキモがることはもうないよ。安心して」


 上空の燈がお腹をしまい、右拳から親指を立てた。その指で見えないスイッチを押すように曲げた瞬間、カイの左腕が爆炎と共に破裂する。肉が失神したイツキの顔やアスファルト、カイのメガネに飛散し、肉の焦げる悪臭と血の飛沫音で集く虫たちも逃げ出した。


「何だこれ……」


 カイが骨すら残さず消え去った左の肘から先を目の前にかざす。幻肢痛? もうない左手に激痛を覚え、応急処置で左の二の腕を強く押さえつける。痛みが消えない。勝利の余韻すら消え去る混乱は痛みに飲み込まれ、言葉を放棄して獣のように唸る。


「ジェイドが来ないなぁ。もう一発」


 燈がスイッチを押し込むと今度は右膝から下が爆散し、カイは地べたを這いずり回る。失血と痛みで意識が遠のいて来た。不幸中の幸いか、Aトリガーに装填済みの弾は“光”。もう少し気持ちが整えば、少なくとも痛みと失血は止められる。だが燈がいる限り終わりはない。燈を撃つしかない……。

 “光”の弾の効果は「カイの願いを叶える」弾。燈を失神させるとか、眠ってもらうとか、超能力を一時的に奪うことを強く願い、弾が認めてくれれば願いは叶う。燈を抑えてダメージの追加をなくし、ユキが到着するまで“光”の回復で持ちこたえる。これしかない。


「“光”の弾!」


 照明弾のように打ち上げられた“光”の弾が燈に直撃する。どうやら燈では躱すことすら出来なかったようだが、燈は墜落もしなければ眠りもしない。何も起きなかったのだ。カイには「燈に危害を加える」という願いがなかった。母親なのだから。


「お前にわたしを倒せるとは思えない。本当はお母さんに甘えたいのに」


 今度は右手の人差し指が灰になる。もう引き金を引くことは出来ない。もう勝てない……。メロンの連絡でようやくカイの目の前に緑の円が開く。らしくなく血相を変えたユキが飛び出し、カイの傷に手を当て癒しの波動を当てる。肉体的には痛みだけは引いて来た。精神的にはもう倒れても大丈夫だと安堵する。


「ご苦労様、ジェイド」


「マイン……」


「おっと、あまりカイを想っちゃダメだよ。カイへの愛がフジを上回った時、お前は爆死するんだから。でも早くカイを、カイをどうにかしないと! 遺言を聞かなきゃ!」


 燈を無視し、安全な場所で処置を行うべくユキとカイが東京のメロンの入院している病院に転送される。既にカイは虫の息だ。ユキの治癒の能力では傷は塞げても失った血や欠損した部位は元通りにすることは出来ない。左腕、右足、右手の指はもう戻らないが……。“光”の弾ならどうにか出来るのか? まずは命を守らなければならない。


「デデンデンデデン」


 そんなユキの目の前にあの往年の名作『ターミネター2』のラストシーンを再現してか、テーマソングを歌いながらやせ細った手だけが異次元から伸びてくる。そしてその親指がスイッチを押した。

 カイの頭が爆発し、病室の壁はユキの影以外は全て血と煤で塗り潰された。


「カイ……」


「超えちゃう? 志半ばに死んでしまった弟子への想いが、可愛がって育ててきた愛弟子への想いが、弟への気持ちを超えちゃう? じゃあわたしはドロンします。まだ死にたくないんでねぇ」


 KABOOM!

 燈の言葉の通りだった。たった一か月の付き合いだが、手塩にかけて鍛えてきた弟子が虐殺された。ジェイド以外の後進が不作と言うアブソリュートの年寄りを見返せるはずの逸材が……。一人のアブソリュート人としても、最強と呼ばれる“ジェイド”としても、大きな期待を寄せたはずの未来が死んだ。今はまだ教えるだけでも、いつかは切磋琢磨出来る存在だと……。

 何故……。何故こんな風に命を嘲弄出来る? ましてや実の子に対して……。カイの気持ちに思いを巡らせると、その境遇と運命を乗り越えようとする強く優しい心の偉大さを知った。ほんの少しの間とは言え、一緒に戦えて光栄だったと思えた。

 許せない。許せないよね、カイ。いくら気持ちを抑えても次から次へと感情が溢れ出る。そして一瞬、カイへの気持ちはフジを超えた。


 燈が仕込んだジェイドを殺せる花火とはカイのことだったのだ。フジへの気持ちを超える存在は恐らくカイ。カイとは、最初からジェイドを殺すための爆弾だったのだ。

 残っていた体も全て火薬と化し、何一つ形見を残さなかった都築カイの爆風は寿ユキを巻き込み、彼女を焼き尽くした。

 赤、緑、黄金。鮮やかな色の花火が病室に充満し、音が空を裂く。


「アハハハ」


 トーチランドで駿河燈は笑い声をあげながら大粒の涙で化粧も服もビチャビチャに濡らしていた。そのおぞましい姿にヒトミは心底恐怖した。

 良きリーダーである駿河燈の喜怒哀楽は今、全て振り切ってしまっているのだ。彼女が喜怒哀楽の幹部を指導することが自然であるように。


「ジェイド……。ジェイドォ……。お前には死んでほしかったけどこんな決着は望んでなかったよぉ……。もっとお前を力で超えた勝利が欲しかった……」

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