召喚の義
〈〉が詳細
()が気持ちとか内心です。
分かりずらかったらまた変更します。
再び目を覚ますと、そこは神社の境内だった周りには丸刈りで白い服を着た男達が20人ほど白を取り囲むようにして見つめていた。白が周りをキョロキョロ見回していると奥の方から織田信長とかの絵でよく着てる着物のようなものを身に着た小学生高学年くらいの少年と目が合う
「よくぞ召喚に応じてくれた、異世界から来た勇者よ。我が名は泰平、この世を統べんとするも者だ。単刀直入に言う、我の配下になれ」
いきなりの勧誘に困惑しつつも白はそれを後回しにして聞く
「まずここはどこだ、あといきなり配下になれってあんたはなにさまなん「いい加減にしろ無礼者目が」」
泰平と名乗る少年に矢継ぎ早に質問をしようとすると、少年の横に立っていた2メーターくらいある二十歳位のおっさんが大声をあげながら刀を白の首に構える
「よい、そう怒るなこの物は何も知らんのだから」
「ですが、殿下。。」
泰平は顔をしかめるすると
「殿下に感謝するのだな、この海より深い恩を忘れるなよ!」
見事な捨て台詞を白に言うと、少年に向かっ頭を下げて3歩ほど下がる。
「いきなりここに呼ばれて、まだ落ち着くまいな。もう日も落ちるし今日のところはここまでじゃ、こやつを部屋に案内せい。詳しい話はまた明日じゃ、ゆっくり休んでくれ。」
そういうと少年は後ろを向いて去っていく。二十歳位の男はその後を追うように去って行った。周りの男がみんな頭を下げている。
少年が建物の外に出て見えなくなると男たちは頭を上げ解散していく
「あのー、どうすればいいですかね?」
放置されそうだったのでそういうと、さっきいた男たちの頭らしきマッスルな男がハッとして声をかける
「おう、すまんすまん今呼ぶから少し待ってろ」
誰を?と聞こうとする前に向こうの方から一人高校生くらいの女の子が走ってくる
「よろしくね、勇者様。しばらくあなたの身の回りをさせてもらうわ、私のことは凛〈りん〉ってよんでね。まずは、部屋を案内させてもらうねついてきて」
はきはきと話す少女の後についていく
「分かったよ。でも、その勇者様はやめてくれないか?別に俺は普通の人間だしなんもできんぞ」
そういうと、きょとんとした顔で
「でも歴代の勇者様達は、みんな大事が起こると召喚されてみんなを助けてくれたんよ?」
「そうか、じゃあこの世界には大事が起こってるのか?」
「ええ、絶賛全世界に鬼神が進行中よ。この国も去年襲撃を受けて北の都市が陥落したそうよ。」
「その割に、意外と心配してなさそうに見えるんだが」
「ええ、心配してないは。だって、あなたが召喚されたんですもの」
「いや、だから俺は何も「ついたわ」」
話をしながら歩いていると鳥居の前でそう言った
「この鳥居をくぐってまっすぐ行くと小さいお地蔵さまがいるからその前に座ってこの紙を広げなさい。それからめをつぶるのよ。」
凛から分厚い和紙を受け取り言われたとおりにすると、紙から温かい光を放たれた。
紙を見てみると
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ステータス
名前:白〈Lv1〉
二つ名:転生者、掃除屋、完璧主義者、神からの贈り物、救世主、勇者、バナナに滑りし者
スキル:なし
固有スキル:掃除〈極〉
恩恵:セイラ神の加護〈大〉
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「これは、、」
「どうだった~?」
後ろから声をかけられ凛に見られないようにする
「なんで見せてくれないのよ」
ムッとほっぺを膨らます。(やばい、めっちゃかわいい)
「まいいや、無理にとは言わないし。ここを左に曲がったとこにある部屋があなたの部屋よ。今日は疲れたでしょ?布団は引いてあるから後は自由にしてね」
そういってどこかへ行ってしまった。
「今日は疲れたしもう寝るか。」
言われた部屋に入るとそこは教室くらいの広さの畳がひかれた部屋だった。
「布団しかないのか?ま、あるだけましってところか。」
そう言って置いてあった着替えのじんべいに着替えて布団に入る。
(これから、どうすっかな~。行く当てもないしここなら生活には困らなさそうだし配下になってもいいけど、、固有スキルの掃除ってどんなもんなんだ、きれいにするだけの能力とかだったら摘んでるよな~。あと、バナナに滑りし者って2つ名はマジいらないんだけど。絶対あの神が面白がって付けただろ)
そんなことを考えながら眠りについた。
ご視聴ありがとうございます。今回は少し長めです。次回は1週間以内には出します。
誤字脱字ありましたら、報告の方よろしくお願いします。