32/60
tips[ミスレニアスの登場による兵器と戦争]
銃の発展は、二十一世紀初頭から停滞している。個人携行火器というのは、互換性や弾薬調達の容易さが大前提なので、そう簡単に新しいものを導入できない。ミスレニアスが登場する以前から、歩兵戦文化というものが消えつつあったという事情もある。いくら技術革新されようとも、パーツ強度の向上や軽量化以外進歩の必要が減った。
活動している人類が減少したこともあり、個人が持つ戦力の増加が今後の課題だという。軍人はラジコン操作が得意で、間接的な殺人による精神の疲弊を見せない人物が理想とされる。
こうした様々な要因で、古風な銃を持った軍人というものは極端に数を減らした。
ただでさえ無人機化が進んでいたが、兵士となる人間がミスレニアスに篭ってしまい、平和にモンスター狩りをして生計を立てているのだ。最低限の物資で生成された完全食は、ゲーム内で豪勢なフルコースに感じられる。それ故、戦争をする理由が一つ減ってしまった。
宗教的な理由でテロを行っていた組織も、構成員がミスレニアスでの食事を知ってしまい、人員の流出が止められず壊滅状態だ。
世界の流れに逆行する形で現れたディモ・フォスター率いる武装組織。このような歩兵を多く抱える組織は、弱体化した国軍にとって大きな脅威になると危惧されている。




