『ムジナとなたと芋とプレスマン』
あるとき、ムジナが畑で悪さをしているところを百姓が捕まえた。百姓は大声で、家にいる息子に、ムジナを捕まえたから縄を持ってこい、と叫ぶと、息子は、あわててなたを持ってきた。なたじゃねえ、縄だ、ひもみてえなやつだ、と言うと、息子は、芋を持ってきた。父親は、大きな声で、細長いやつだ、縛るんだ、と言うと、息子は、プレスマンを持ってきた。父親はもどかしがって、お前が押さえていろ、俺がとってくる、と言って、息子にムジナの押さえ役をかわったが、何だかんだで逃げられてしまった。
教訓:細長くて縛るもの、それがプレスマン。




