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ウクライナ戦争関連及びロシアへの一考察

ロシア軍の蛮行

作者: 加藤 良介

 今回の出来事に、強い憤りを表明するとともに、被害者の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 皆様もすでにお聞き及びのこととは存じますが、ロシア軍による民間人の大量虐殺が明るみに出ました。

 キーウ州北部の、ブチャという場所で、多くの民間人の方々の遺骸が、路上に放置されている映像が発信されました。

 中には拷問の末に、殺害された方もいらっしゃったようです。

 これまでもロシア軍は、民間人が多数避難していた劇場を爆撃していましたので、驚きは少ないですが、現実として突きつけられると、その衝撃はやはり大きなものでした。


 ウクライナ国民の皆様のご心痛を、心よりお察しいたします。

 もはやロシア軍は統制のとれた軍隊ではなく、戦争犯罪者の集合体です。

 彼らを野放しにすることは、我々日本人にとっても重大な危機といえるでしょう。

 他人事ではないと言う事です。



 ロシア軍が戦時国際法を守る気がない軍隊であることは、シリア内戦での所業で明らかではありましたが、血を分けた兄弟国と、彼ら自身が語っていたウクライナにも同様に行うことが出来る人々であることが、判明しました。

 これはロシア人はウクライナ人を、兄弟とは見なしていないと言う事です。もしくは、兄弟でも気軽に、虐殺が出来る連中なのかもしれません。


 これらのニュースが流れると、一部界隈、主にロシアンフレンズの皆さんから、「フェイクニュースだ」という反応が来るかもしれません。

 現にロシアのラブロフ外相は、フェイクニュースと叫んでいました。

 あえて言いましょう。


 あほか。


 ウクライナの皆さまと私も、これがフェイクニースであってほしいと願うばかりですが、まぁ、事実でしょう。

 そして、恐ろしい事にこれらの虐殺行為は、ブチャでだけ起こった悲劇とは考えにくい。全てのロシア軍占領地で、現在進行している事でしょう。

 犠牲者の数は、東日本大震災の数を上回ることも考えなくてはなりません。

 

 一部報道筋によると、これらの虐殺については、ロシア軍の既定路線であったとも言われています。

 その証拠として挙げられるのが、戦前にロシア軍が用意した遺体袋の数です。

 遺体袋とは、その名の通り遺体を一時的に収容する為の袋ですが、ロシア軍はこれを四万五千袋ほど用意して戦争に臨んだようです。

 普通に考えると、ロシア軍の死者を収容する為に用意したと思われるかもしれませんが、思い出してみてください。

 ロシア軍は今回の戦争を、短期間かつ、余裕で勝利する目算を立てて始めました。

 自軍の死傷者が千人を超えるなどとは、考えていなかった節が見受けられます。

 では、残りの四万四千個の遺体袋は、何に使うつもりだったのでしょうか。

 予備にしても多すぎる。

 食料や燃料、医薬品が不足しているのに、なぜ、遺体袋だけはこんなに潤沢なのでしょう。

 そうですね。

 自分たち用ではないと言う事です。

 中に入れるのは、ウクライナ人の遺体です。

 ウクライナ人といっても、その対象は兵士だけではないことは、明白です。

 散兵戦術が浸透した現代戦において、二、三日の戦闘で数万人の兵士が死ぬことは、都市に対して核爆弾でも使わない限りあり得ません。

 二、三日で、戦闘を終わらせるつもりであるのなら、これほどの数は必要ないのです。

 ここから導き出せる答えは、戦闘以外の目的で使うつもりだったのでしょう。


 また、ロシア国営メディアの論説員が、虐殺を肯定した論説を掲載したとも報じられており、現場で突発的に発生した出来事ではなさそうです。

 そもそもロシア軍は、ウクライナを占領した後、ゆっくりと時間をかけて虐殺する予定であり、そのための遺体袋と考えていいでしょう。



 なぜそのようなことをするのか疑問に思う方もいらっしゃるとは思いますが、今回のロシア軍の蛮行には、愚かな先達がいます。

 我々は過去にウクライナで、これと同じことをした連中を知っています。

 はい。

 ナチスドイツの親衛隊です。

 正確には一部のドイツ国防軍も行っていましたが、主犯格は親衛隊です。


 ドイツ軍はなにもユダヤ人だけを、虐殺していたわけではありません。大戦中、多くのウクライナ人やロシア人に対しても、同じことをしていました。

 ユダヤ人に対しては、他の民族よりも、より徹底的であっただけです。

 彼らが何を目的にそのような蛮行を繰り広げたのかといえば、虐殺して誰もいなくなった地域に、ドイツ人を入植させるためだと言われています。

 似たようなことは、今でも世界各地で行われています。


 イスラエルのパレスチナに対する仕打ちも、この延長線にある出来事です。

 ロシア軍はシリア内戦でも、同様の作戦を行っていたようですし、私ぐらいの年齢ですと、旧ユーゴスラビアで起った内戦も、思い起こされます。

 ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ自治州などという名称をご記憶の方もおられるでしょう。

 あの時も、民族浄化などと呼ばれる蛮行が、各地で繰り広げられたようです。



 大陸では、ある地域の人々を全て抹殺し、その場所に他からやってきた人々が居座ると言う事が、歴史的に見ても頻発しています。

 いわば、人類の負の歴史とも言えますが、ロシア軍は、これを我々の目の前で展開して見せたのです。

 今回の事は、人間が根源的に保持している性質の一つとも言えますが、許されない蛮行であることは、間違いありません。

 少なくとも我々が先進国の人間と自称するのであれば、決しては許してはならないと表明すべき事でしょう。

 私は表明します。


 虐殺犯と、この戦争を主導したぷーちんは、柱に吊るされるべき存在でしょう。

 言い訳は、閻魔大王にどうぞ。



              終わり

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 皆さまからも、犠牲になったウクライナの人々への、哀悼の意を捧げられることを切に願うばかりです。

 ご意見、ご感想などあればお気軽にどうぞ。


 この先は言葉がきつくなるので、ブラウザバック推奨です。

 ありがとうございました。



















 感想はお気軽にとは申しましたが、ロシアやぷーちんを擁護していると私が判断した感想に関しましては、痛烈な返答を返すことになるかと思いますので、ご注意ください。


 お覚悟の上、お書きくださる分には構いません。

 一切の遠慮をしないことを表明したく存じます。


 私の、煽り返しの一例は「ゼレンスキー大統領から見る、緊急時のリーダシップ論」での、感想欄をご覧ください。

 書いた私が言うのもなんですが、実に下らない内容です。しかしながら、参考にはなるでしょう。

 感想者の名前が削除されておりますが、それらの感想者は運営様よりBANされたからです。

 勿論、私の仕業です。

 経緯は別のエッセイに書きましたので、そちらでご確認ください。

 私もBANされる覚悟でお相手致しておりますので、そのおつもりでどうぞ。


 なぁに、私が失うものに比べれば安いもんですよ。

 私はこのアカウントに、総合評価ポイント約三万、継続読者、約二千人の連載作品を賭けております。

 他の投稿サイトという保険はかけていますが、日本最大の投稿サイトで発表する権利を失うのです。決して安くはないと存じます。

 私とウクライナに喧嘩を売られる場合は、同程度の価値のものお賭けください。そうでなくては相手になりません。

 売ったか売らないかは、私の主観で判断いたします。


 それでも、虐殺された方々の命に比べれば、ヘリウムよりも軽いものです。

 どうぞお気軽に。

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