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南無阿弥陀仏


捌ききれないほどの亡者が押し寄せたため、閻魔大王の命により地獄の門が一時閉鎖される。


行き場を失った亡者たちは地獄の門の前で門が再び開けられるのを待つ者と、現世に戻って行く者とに別れた。


雪が深々と降る現世に戻って来た亡者たちは、行く当ても無く雪に覆われた原野を彷徨う。


雪が舞う夜、放射能で汚染され雪に覆われた焼け野原となった大地の地下深く。


モニターに映し出される亡者の群れを見ながら核シェルターに逃げ込めた少数の者たちは皆、手を合わせて「南無阿弥陀仏」と唱えるのであった。








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