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UMA


集落を囲む森には巨人が住んでいると言う話しが、この極寒の地に人が移り住み集落が出来た300年程前から親から子へ子から孫へと語り継がれて来た。


なんでそんな事を21世紀になった今思い出しているかと言うと、今朝、集落のメインストリートに巨大な足跡が残されていたからだ。


集落の外れ北側の森の縁から始まり、南側の州道の先にある森まで続いている足跡。


集落に住む誰かの悪戯かとも思ったが、昨晩は集落を含む此の周辺を凄まじい吹雪が吹き荒れ、天気予報で事前にそれを知った集落に住む者たちは皆、最近の燃料費高騰の事もあって集落の者を全員収容出来る私の家で1夜を過ごしているからあり得ない。


足跡を辿り森の奥を窺う私や私の周りにいる集落の男たちは、森の中から私たちを見つめる何者かの視線を感じ、所持している銃を握りしめるのであった。







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