テンプレは続く
文章の崩壊を止めなければ……
だが、それができるのもしばらく先になりそうです
「加勢します。状況を教えてください!」
「っ‼︎ 誰だお前は…いや、この際誰でもいい。加勢してくれるのなら助かる。
で、今の状況だが見ての通り劣勢だ。こちらに死者は出ていないがそれも時間の問題だろう」
「そうか、俺はリュコス、しがない旅人だ。多分見た目よりかは強いから安心してくれ」
そういうと俺は例の刀を構え盗賊達に向かって
「負けるつもりはさらさらないが、お手柔らかにお願いしまーす」
と、軽く言うと盗賊達は一瞬静まりそして
「「「「ギャハハハハハ、テメェみたいなガキになにができる!お子様はとっととくたばりやがれ!」」」」
などと言いながら4人が切り掛かってきたのだが
遅っ⁉︎なに?舐めてんの?
『いえ、マスターのステータスが高すぎて遅く見えているだけです』
へー、なるほどね。
まぁ、とりあえずこの4人を先に片付けるか
そこから先は一瞬だ。
まず1人目は剣の腹を刀の柄で弾きそのまま斬りふせる。
2人目と3人目は怯ませて隙を作るための腹パン……のつもりだったのだが加減を間違えてしまったらしい、腹に拳大の穴が開いて絶命してやがる。
そして4人目は武器ごと真っ二つにした。
この一瞬を目視できた人はこの中にはいないだろう。
それほどに速いのだ
「次は誰だ?」
その言葉に盗賊達は怒り、騎士達の士気か上がる。
だが、盗賊の中に1人だけ冷静な男がいた。恐らく頭だろう。
そして頭らしき男が俺の目の前に立ち、大斧を振り下ろした。
それを俺は刀で受け止めず、素手で掴みそして砕いた。
その光景を見た盗賊の頭は楽しそうに口を開き
「やっぱりテメェ、ただモンじゃねーな。
こんな楽しい戦いは久しぶりだ!もっと俺を楽しませろ!」
そういうと男は既に倒された盗賊の斧を拾い再び斬りかかる。
リュコスからすれば大したことのない攻撃だか騎士達には相手をすることすら厳しい。
それだけの実力を男は持っている。
決して騎士達が弱いわけではない。護衛としては十分なほどに強い。
だがそれでも男のほうが強い。
「ガハハハハハ、楽しい!楽しいぞ!オレは元Bランク冒険者のガルドだ!テメェ名前は?」
「さっきも名乗ったんだかなぁ……まぁいいか。
オレはリュコス、ただのしがない旅人だ」
「抜かせっ!テメェみたいな旅人がいてたまるかよ!」
「そう言われても現状旅人なわけだし」
「ハッ、まぁなんでもいい。そろそろ決着といこうぜ‼︎」
そういうと男もといガルドは斧に魔力を纏い、俺は居合の姿勢をとる。
「「これで終わりだ!!」」
・・・・・・
結果はいうまでもなく俺の勝ちだ。
他の盗賊達も騎士達によってとりおさえられている。
どうやら無事に勝てたようだ。
「リュコス殿、この度はご助力感謝致します。それと、何かお礼をしたいのですが……」
「あぁ、では近くの街までの行き方を教えてもらえませんか?」
すると後ろから覚えのない声が聞こえた。
「ならば私の馬車にでも乗って行きませんか?。私たちもちょうど王都に帰る途中なので」
声の方向に振り返ってみると、15歳くらいの清楚という言葉の似合う綺麗な女性が立っていた。
「そんな、よろしいのですか?」
「ええ、かまいませんよ」
すると騎士の1人が
「なりません姫様!確かに彼は我々を助けてくれましたが、まだ信用できる人物と決まった訳では「問題ありません。私の眼のことを忘れたのですか?」い、いえ、そのようなことは…」
ああ、やっぱり姫様だったのがテンプレ通りだな。
それよりも眼ってなんのことだ?
「で、では我々の馬車に……」
「いいえ、私は“私の馬車に”といったのです。彼には少々聞きたいこともありますし」
「……わかりました。ですが何かあれば早急にお呼びください」
「ええ、それでいいわ。さあ、こちらへどうぞ」
「あ、ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」
戦闘シーンって書くのが難しいと言いますがここまでとは…
プロットもたてず全て頭の中で文章を作っているので特にって感じですかね?
感想や誤字脱字の報告待ってます
評価やレビューなんかもしていただけると嬉しいです