初めての戦闘は散々です
「人化!」
俺は光に包まれ、人の姿になった。
「人化したけど鏡がないからどんな姿かわかんねーじゃん・・・」
だが、一つ確実なことがある
「俺、裸じゃねーか‼︎」
・・・・・・
狼に戻りました。
そういえば、狼の時の姿もわからないや。
確認することができる足は白に近い銀色、所謂白銀というやつだな。うんこれなら期待できそうだ。
「念のため水場だけでも探しておこうか」
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そして15分ほど歩いた時、ふと気配を感じた。
相手は5体ほどいるみたいだし。ここは警戒しておいたほうがいいな。
そして再び歩みを進める。
すると程なくして気配の正体が姿を現した。
生ゴミのような異臭、子供のような小さな身体に緑の皮膚、額に小さな角
「臭っ⁉︎もしかしてあれはゴブリンか?」
アレには触りたくないな…
魔法で倒すか。幸いここらは開けた草原になっていることだしな。
その前に鑑定してみよう、もしかしたら人と共存している可能性もあるわけだしな
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種族:ゴブリン
名前:
性別:♂
Level.6
HP:500
MP:120
攻撃:100
防御:40
魔力:10
魔防:15
素早さ:70
ノーマルスキル
剣術Lv.2・投擲術Lv.1
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なるほど、ステータス低くね?
って俺が見たいのはステータスじゃなくて敵かどうかだ。
“ヘルプさんや、これってスキルの詳細みたいに種族の詳細って見れるのか?”
『はい、可能です』
ありがとうございます、ヘルプさん!
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種族:ゴブリン
凶暴な性格で、よく人を襲うため見つけたら討伐することが暗黙の了解となっている。
尚、肉は筋が多く臭いためとても食べられたものではない。
討伐部位:角
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よし、倒そう。
“おーい、ヘルプさーん。魔法ってどうやって使うんだ?”
『はい、魔法は魔力を一点に集中させ、明確なイメージををすることで発動できます。尚、魔法はMPを消費して発動します。本来では詠唱をすることでイメージを促しますが最近では、詠唱が無いと発動出来ないと勘違いしている人が増えています』
思ったより詳しく聞けた。
つまりはイメージが大事な訳ね、なるほど。
なら手元・・・っていうか今は狼だから口元がいいかな、まあ口元に魔力を集中させて、火をつけるイメージを・・・
あ、できた。
ならこれに酸素を送り込むイメージをして・・・酸素を送り込むイメージってちょっと難しかったけどまあ、普通にできたな。
魔法もしっかり青い炎になっている
「ファイアボール」
瞬間、青い炎は放たれゴブリンたちに向かっていき触れた瞬間地面に巨大なクレーターを作りゴブリンたちを消し炭にした。
“レベルが12になりました”
さて、今のは見なかったことにして早く水場を見つけて寝よう。
『現実を見てください』
ヘルプさんが何か言っているが気にしない・・・加減できたらなぁ。
“スキル:手加減を習得しました”
なんかあっさり手に入ったよ、どういうこと?
『創造神の加護の効果です』
「覚えやすくなるってなってたけど、簡単すぎるだろ‼︎」
そういえばゴブリンのスキルはレベルが表記されたけど俺のは表記されなかったよな・・・
なぜだ?
『スキルレベルは最大だとステータスに表記されません』
なるほどね
「とにかく今は水場を見つけることに集中しよう」
え?俺のはステータス?
しょうがないな、少し省略するがこれが俺のステータスだよ
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Level.12
HP:750,150
MP:400,100
攻撃:70,085
防御:62,050
魔力:67,079
魔防:45032
素早さ:87,112
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そんなこんなで10分ほど歩くと湖を見つけることができた。
湖を覗き込んでみるとそこには巨大な白銀の狼が映った
「ヤベェ、超かっこいい」
ついでだし人の姿も見てみよう
「人化」
人の姿になったことを確認し、再び湖を覗き込む。
「誰だよこの超絶イケメンは‼︎」
容姿を簡単に言えば肩の下まである銀髪を一つに纏めているイケメンだ。見た目の年齢は15歳前後といったところだ。
そしてやはり裸だったので狼に戻りました
「姿も確認したしそろそろいい時間になるし、寝よ
おやすみなさい」
スキルですが、
ノーマルスキル
アイテムボックス・火魔法・水魔法・風魔法・土魔法・光魔法・闇魔法・聖魔法・空間魔法・無魔法・剣術・刀術・大剣術・短剣術・双剣術・斧槌術・拳闘術・鞭術・槍術・爪術・牙術・暗殺術・体術・投擲術・棒術・盾術・弓術・手加減
となっています
手加減:任意で手加減することができる
次回投稿までに少々時間が空きます。ご了承ください
ここまで読んでいただきありがとございますm(_ _)m