パレード
小説って難しいですね…
一部変更しました
神龍バハムート→神龍ヨルムンガンド
「はぁ…面倒なことになりそうだ…」
ほぼ勢いで公表を了承しまったことに俺は今更ながらに後悔していた。
あの後、公表当日はパレードを行い、翌日は王城でパーティーを開催すると言われたのだ。これを面倒と思って何が悪い?
パレードは百歩譲って良しとしよう。だが、パーティーは嫌だ!テンプレ的に絶対馬鹿な貴族とかに絡まれるじゃん…
しかもそれが三日後と来たもんだ。入学の時もそうだったが何故立案から実行までの期間がやたら短いのだ。もっと余裕持とうぜ…。家臣の人も思いっきり苦笑いしてたじゃん。
あの様子だと徹夜だろうな。御愁傷様
密かに黙祷を捧げるリュコスであった。
そして日は経ちパレード当日。
「本日は皆集まってくれてありがたく思う。
皆にとって先日のドラゴンの襲撃は記憶に新しいだろう。だがそれも1人の若き冒険者によって無傷で阻止することができた。公表が遅くなったことは申し訳ないが、今この時を待って若き英雄の誕生を祝ってパレードを開催する!」
「では、本日の主役に登場していただきましょう!
リュコス殿前へ」
「はっ!」
「此度の其方の働き深く感謝する。この国を、そして民を守ってくれてありがとう」
「勿体なきお言葉にございます」
「いや、お主はよくやってくれた。
礼として王家より貴殿にはこの剣を贈呈する」
「はっ、ありがたき幸せ」
渡されたのは言葉で言い表すことのできないほど美しい剣だった。
事前に聞かされていた通りだと、オリハルコンとミスリルの合金でできた魔力媒介としての性能、剣の硬度、切れ味共に最高峰と言える剣らしい。
そして程なくしてパレードは始まりお祭り騒ぎは翌朝まで続いた。
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