再会
一部変更しました
皆さんお久しぶりです。
転生したら神になっちゃった転生狼のリュコスです。
目の前に親友たちがいます。まずはそこに至るまでを話そう
〜〜3時間前〜〜
国王(名前はアーサーというらしい)と別れたあと、お約束どうり冒険者ギルドにやってきました。
「すいませーん!冒険者登録したいんですけど」
「はい、登録でしたらこちらへどうぞ」
そう言って案内してくれたのは猫の耳と尻尾が生えた前世の俺と年齢はあまり変わらないであろう眠そうな雰囲気の猫獣人の女性で、クロエというらしい。可愛い系の美人だな、どストレートだ。
冒険者になるに当たってギルドについての説明はいかがなさいますか?
なんとなく想像できるが、ここは
「よろしくお願いします」
聞いた説明を簡単にまとめると
・手足がもげようと首がもげようとギルドは責任を取らない
・ランクは下からG→F→E→D→C→B→A→S→SSとなっている
・冒険者どうしのいざこざにギルドは介入しない
・G〜Eランクであれは月に15回以上、D〜Bランクであれば10回以上、Aランク以上は自由に依頼を受けることができる
・一カ月で必要回数依頼をこなせなかったりいらいの失敗が多い場合降格される
・犯罪を犯した場合、ギルドから除名、永久追放される
・ギルドカードを紛失した場合再発行に銀貨3枚必要になる
とのことらしい。
「ではまず、犯罪歴がないか調べるのでこの水晶の球に手をおいて下さい」
言われたとうりに水晶に手を置くと、クイズ番組の早押しボタンのような『ピンポーン』という音がした。
「大丈夫なようですね。ではこちらのカードに必要事項を記入して下さい。代筆も可能ですがどうしますか?」
「大丈夫ですよ」
そして早々に登録を済ませ依頼を受けようと掲示板の前に行くと
「よう、にいちゃん、さっき登録してた奴だろ。俺たちか冒険者のルールを教えてやるよ」
とニヤニヤとしながらゴツいおっさん冒険者とその取り巻きが話しかけてきた
「そのルールとは?」
「簡単だよ、新人は先輩の言うことを聞かなきゃならねぇって奴だよ。そこでな、俺たちは今、金がないんだよだから有り金全部よこしな。そうすりゃ悪いようにはしねーからよ」
とかほざきながら『ガハハ』とわらっている
「お断りします。では自分はこれで」
そう言って立ち去ろうとすると
「おいガキ、調子に乗んなよ! おいテメェらこいつにちょっとばかし教育するぞ!」
「「おう‼︎」」
とかなんとか言っているが、まともに相手にするつもりなんかないので
「実力差も読めないくせに笑わせるなよ、10秒待ってやるからとっとと失せろ」
と少しカッコつけながら多少手加減して殺気を放つと、俺に突っかかってきたおっさんとその取り巻きは恐怖で呼吸すらままならないといった感じて失禁しながら気絶した。
ーーークロエsideーーー
私は今初恋をしています。相手はつい先ほど登録を済ませたばかりの銀髪の男性です。所謂一目惚れという奴ですね。そんな彼がガラの悪い冒険者に絡まれていたので助けに行こうと思ったらギルドマスターに
「彼は大丈夫だ。鑑定偽造はしているようだがあの程度の冒険者なら彼には触れることもできないだろう。戦えば俺でも負けるかもしれないな、いや確実に負ける。俺では勝てない。それくらいに彼は強い」
と言われました。
ギルドマスターはギルドマスターであると同時にSランク冒険者でもあるのに、そのギルドマスターが自分でも負けると、勝てないといったのには驚きを隠せません。
すると案の定、銀髪の彼は殺気のみで相手の意識を奪い無力化してしまいました。
その殺気は絶対的な強者のもので神々しくもあった。
それを放った彼に私はさらに惹かれてしまいました。
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そんなことがあった後無事に依頼を受けることができた。
何を受けたかって?定番どうり薬草採取ですよ!
というわけで今草原にいます。
そこからは鑑定で薬草のみを探して大量に採取して帰路につくとオーガの群れに襲われている人たちを見つけたので助けることにした。
それからはほんの一瞬だった。一撃で全てのオーガの首を落としたのだ。
そして襲われていた人たちに
「だいじょう…ぶ……か……?ってなんでお前らがここにいるんだよ‼︎」
結梨たちだった
「助けていただきありがとうございます。あの、失礼ですが、どこかでお会いした事があったでしょうか?」
「あぁ、こっちで会うのは初めてだな。
はじめまして、ヴィズラント王国で冒険者をしているリュコスだ、よろしく。それと久しぶりだな、元地球人の柳葉龍だ。元気だったか、お前ら」