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転生狼の異世界生活記  作者: ノア
11/24

逃亡

「この世界をすくってはいただけないでしょうか?」


突然そんなことを言われた。

正直何がなんだかよくわからない。


すると1人の兵士が色々と説明してくれた。

簡潔にまとめると

・2体の魔物と魔王を討伐したいが強すぎてできないから勇者たちを召喚した。

・この世界はオラシオンという名で所謂剣と魔法のファンタジー世界である。

・この国はラグエル帝国という。

・召喚された勇者は普通の人間より高いステータスと強力なスキルを所持している。

・当面の生活の保証と戦闘訓練はしてやるから強くなり次第例の魔物と魔王を討伐してくれ。

・一般人の平均ステータスはレベル1でHPとMPが1500前後、その他ステータスは300前後

・元の世界には帰れない

・武器を買う金を今から渡す。武器の相場は鉄の剣で金貨3枚(もらったのは金貨100枚)


とのことらしい。

日本に帰れないというのは異世界転移物ではテンプレだから皆んなある程度予想していたらしく、反論する人はほとんどいなかった。

説明を終えると先程の胡散臭い男(この人が皇帝らしい)が

「皆さんのステータスを確認させていただきたいのですがよろしいかな?

ステータスオープンと念じれば見ることができます」

その説明を聞き、クラスメイト達はステータスを開き各々が

「スゲェ、本当に出た」「俺って強くね?」などと言っている。

ちなみに勇者はクラス委員長だったようだ

結梨達もそれを習いステータスを開く。


ーーーーーーーーーーーー

種族:ヒューマン

名前:ユウリ カンザキ

年齢:16

性別:♀

Level.1

HP:2,583

MP:3,814

攻撃:405

防御:481

魔力:983

魔防:785

素早さ:450


固有スキル

魔導の真理・鑑定眼

ノーマルスキル

火魔法Lv.5・水魔法Lv.5・光魔法Lv.5・無魔法Lv.3

称号

異世界人

ーーーーーーーーーーーー

種族:ヒューマン

名前:マモル ミヤギ

年齢:17

性別:♂

Level.1

HP:5,029

MP:980

攻撃:450

防御:825

魔力:324

魔防:816

素早さ:411


固有スキル

守護の理り・鑑定眼

ノーマルスキル

剣術Lv.4・槍術Lv.4・盾術Lv.7・無魔法Lv.3

称号

異世界人

ーーーーーーーーーーーー

種族:ヒューマン

名前:アキト キリュウ

年齢:16

性別:♂

Level.1

HP:4,205

MP:1,706

攻撃:1,031

防御:298

魔力:198

魔防:317

素早さ:609


固有スキル

防御無視・鑑定眼

ノーマルスキル

拳闘術Lv.5・体術Lv.5・無魔法Lv.5

称号

異世界人・脳筋

ーーーーーーーーーーーー

種族:ヒューマン

名前:ハクア サカキ

年齢:17

性別:♂

Level.1

HP:3,809

MP:3,203

攻撃:120

防御:409

魔力:753

魔防:1,201

素早さ:444


固有スキル

癒し手・鑑定眼

ノーマルスキル

光魔法Lv.4・聖魔法Lv.6・思考加速Lv.3・無魔法Lv.4

称号

異世界人・アホの子

ーーーーーーーーーーーー

種族:ヒューマン

名前:ユウマ ヒイラギ

年齢:17

性別:♂

Level.1

HP:2800

MP:2570

攻撃:480

防御:475

魔力:481

魔防:492

素早さ:479


固有スキル

多才者・鑑定眼

ノーマルスキル

アイテムボックス・剣術Lv.3・双剣術Lv.3・槍術Lv.3・投擲術Lv.3弓術Lv.3・・魔法Lv.3・風魔法Lv.3・土魔法Lv.3・無魔法Lv.3・空間魔法Lv.3・気配察知Lv.3・調教Lv.3・罠設置Lv.3・罠解除Lv.3

称号

異世界人

ーーーーーーーーーーーー


となっていた。

みんなかなりクセの強いステータスだが、結局はそこそこぶっ壊れている

「俺の称号、脳筋って効果は嬉しいけどなんかバカにされてるみたいだ…」

「私の称号もだよ。アホの子ってヒドい…効果は地味に嬉しいけど」

そう呟く暁人と白亜に結梨が

「どんな効果なの?」

と聞く。

「俺の“脳筋”は拳による物理ダメージを与えた際一定確率(20%)で追加ダメージを与えるっていう効果だな」

「私の“アホの子”は一定確率(15%)でMPはそのままで使用魔法の上位互換に当たる魔法になることがある。名前はともかく地味に嬉しい」


意外とチートでした。


するとさっきまで黙っていた護が

「称号のことを考えても俺としては一番敵対したくないのは悠人だな。

もともと白亜程ではないにしろ頭はいいしスキルレベルは低めでステータスも飛び出たところはないけどバランスがいい。それに、多才なスキルで的確に弱点を突くことができる」

みんなも同意のようで、最初に白亜が

「確かにそう考えたらユウくんが最強かもねー」

その言葉に皆んな頷き、悠人は

「……」ポッ

顔を赤くしている。


閑話休題(それはともかく)


ステータスの確認が終わり、胡散臭い男(皇帝)

魔王と2体の魔物について説明を始める。

簡単にまとめると

・魔王は魔人達の頂点で、世界を滅亡させようとしている(嘘っぽい)

・2体の魔物の名前は神龍バハムート・神狼フェンリルという

・この2体はこの世界を支配していて人間や亜人達は奴隷も同然のように扱っている(嘘っぽい)


とのことらしい


その後、5人は部屋に集まり密かに

「この国から抜け出さないか?」

「そうね、現状怪しすぎるもの」

「さんせー」

「同じく賛成」

「……」コクッ


そしてこの日城を抜け出し、サボっている兵士がヴィズラント王国が治安もよく、正当な法の元で安全に暮らせるとの話していたのを聞いたのでヴィズラント王国に向かうことにした。


この選択が亡き友と引きあわせることになるとは知らずに

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